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ポテトを放てッ!メダルゲームでバーガーづくりの『フライドポテトプッシャーフレンズ』でコツコツ盤面を育てる楽しさ【プレイレポ】

BGMは嘉門タツオ氏の「ハンバーガーショップ」で参りましょう。

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ポテトを放てッ!メダルゲームでバーガーづくりの『フライドポテトプッシャーフレンズ』でコツコツ盤面を育てる楽しさ【プレイレポ】
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今回はSTP WORKSが、2024年1月12日にSteamにてWindows PC向けにリリースした『フライドポテトプッシャーフレンズ』をご紹介したいと思います。

『フライドポテトプッシャーフレンズ』とは?

本作は忙しいハンバーガーショップで、セットメニューを用意してお客様に提供するゲーム。ベルトコンベアで運ばれてくる具材を、ポテト射撃によるスイッチ操作で撃ち落とていきます。ハンバーガーショップの話ですよね?

具材は、メダルゲーム的な動きを見せる台座、そして手元のバンズへと順番に導き、そこへセットでポテトを詰めてドリンクを添えればチーズバーガーセットの完成です。でも敵ドローンに気をつけて……妨害をかいくぐり、稼いだお金で各種スキルを鍛えていきましょう。ハンバーガーショップの話ですよね!?

なお記事執筆時点において、Steamストアには「時間管理」「弾幕」「ローグライト」「パズル」「ロボット」といった、混沌としつつも、言い得て妙なタグが並びます。なんでしょうか、この一見ツッコミどころしかないにも関わらず、いっそ堂々と「我、こういうゲーム也」と構えられると、なるほどそうかと納得してしまう不思議。心の一方を食らった気分です。

人気シリーズ『古銭プッシャーフレンズ弐』からの流れも汲む本作、嘉門タツオ氏の「ハンバーガーショップ」をBGMに早速紹介してまいりましょう。


操作・設定・言語

本作はキーボード&マウスおよびコントローラに対応。どちらでもゲームプレイに大きな支障はなかったので、お好みで選ぶと良いでしょう。今回の執筆にあたり筆者は前者を使用しました。

その他設定項目は、スクリーンモードの選択やサウンド関連の調整といったシンプルなもの。なお最大4人対戦のオンライン要素もあるため、プレイヤーの色や名前を変更することができます。

今回の記事では主にシングルプレイをメインに進めますが、スパくんを入力します。前世、ネットで悪さしてムラハチされた迷える魂がハンバーガーショップという名の戦場に異世界転生したという感じでひとつ。

本編開始

さあ始まりました『フライドポテトプッシャーフレンズ』。基本的なゲームの流れとしては、プレイヤーの体力(HP)が底をつくまでに、何人のお客さんにオーダーを提供できるのかスコアを競うものです。

ゲームモードには、「コンテストモード」「研修モード」の2つがあり、前者はさらにシングルプレイ、オンライン対戦の機能があります。研修は、敵が出現せずひたすらオーダーを提供し続けるエンドレスモード的なものと言えましょう。

オーダーは「〇〇バーガーセット」というフォーマットで、バンズの下半分にレタスと肉を置いてベースを作り、トマト/ エッグ/ チーズの何れかを乗せて、最後にバンズ上半分で挟めばOK。あとは画面左端でドリンクを注ぎ、ポテトを詰めればセットが完成します。

文字にすれば一見簡単そうですが、しかしこれら工程に「ポテト発射を起点にこなす」という枕詞(?)を添えることで、たちまちカオスな世界へ突入します。

メダルゲームそのものな動きを見せる台へ、ポテトを始めとする具材を盛り盛りして、溢れてこぼれ落ちてきたところを画面下部で待ち構えたトレイでキャッチしていきます。手で掴んだほうが早くないかね。

具材は画面上部をベルトコンベアで右から左へ運ばれており、さらにその上に並ぶ3つのスイッチをポテト撃ちして押し出しましょう。狙った具材をいかに効率よく下の台へ落とし、トレイまでポテトで押して行けるかも大切ですが、そもそも台にどれだけポテトを敷き詰めて盤面を育てておくのかもオーダー成否の鍵を握ります。やっぱり手掴みのほうが良くないかね!

こちらは10オーダー進めた頃の様子。

各オーダーには制限時間が設けられており、序盤は20分くらいからスタート。このバーガーショップに足を運ぶ客層は忍耐強いようで、こちらが謎のメダルゲーム的な機会を前にポテトを一本一本詰めて10分位かかっても、怒りの声があがることはありません。

こんな感じで、「ポテトで盤面を育てておく」という仕込みの時間があるおかげで、ややスロースタートな印象が強い本作。ちょっと退屈かもしれない……なんて思いがよぎるかもしれません。しかし場が温まってくると、オーダーの間隔が徐々に短くなり、敵の攻撃は激しくなる上、周囲の具材を吹き飛ばす「爆弾」なんてものも登場してきます。

このオーダー遂行を邪魔する敵ドローンやお邪魔アイテムの存在は、本作のプレイフィールを単調にしすぎない程よいスパイスとなっており、特にドローンを倒すことで「お助けアイテム」を入手できるチャンスに繋がります。

お助けアイテムを取得すると、ランダムでステータスアップ等の効果を1つ選ぶことができ、ポテトの射撃間隔短縮、攻撃力や防御力アップ、シールド追加に果てはポテトシャワーなる「画面いっぱいにポテトを撒き散らす」などの効果があります。個人的には、オーダー完了ごとに体力回復のスキルを取得しておくと、敵の攻撃が激しくなる後半戦(?)も安心してハンバーガーセットを作れましたね。

とはいえやはり序盤は、盤面だけでなく自機も育っておらず5オーダーに行けるかどうかがやっとでした。幸いなことにゲームオーバーになっても、それまでオーダーで稼いだお金は持ち越せるので、リトライ前に各種ステータスをアップグレードすることが可能。

またゲームを終了せずそのままリトライすれば、盤面の状態はそのままで再開できます。そのため、アップグレードで攻撃力と射撃間隔を中心にレベル上げしておけば、「盤面を育てる」フェーズを短縮できて、割りとスムーズにオーダーを進めることができました。

おわりに

ハンバーガーショップとは……ポテトに始まり、ポテトに終わるとは誰の言葉だったでしょうか。本作はすべての基本がポテトであり、各台のポテト量にポテトの弾道を絡めて、的確に具材を導く……

本作は、コインがどんじゃらバラバラ落ちてきた時の脳汁プッシャーする派手な感じより、敵との攻防を繰り広げつつ、コツコツ地道に盤面を育てて進める静かな楽しみにシフトしていたような気がします。個人的には、ずっとド派手が続くと気疲れ(?)してしまうため、本作の塩梅でもなかなか良い感じかなと感じました。

  • タイトル:『フライドポテトプッシャーフレンズ』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2024年1月12日

  • 著者プレイ時間:2時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:470円(2024年1月19日まで423円のセール中)

  • ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

いかにポテトと具で盤面を育てるかが、連鎖につながる鍵スパよ。



《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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