インディーデベロッパーのRadiangamesは、現在早期アクセス中のアクション・シミュレーション『Instruments of Destruction』を、海外時間5月10日に正式発売すると発表し、トレイラーを公開しました。
正式版ではミッション数70以上を用意
早期アクセス版の現時点で、既に9つの地域に41個のミッションがプレイ可能な、車両を創作して挑むメインキャンペーンが用意済み。正式版ではさらに2つの地域を追加し、総計約50ミッションに拡大予定です。
メインキャンペーンのこれらに加え、車両創作の必要が無く、開発が比較的容易なサブキャンペーンを今後約25個用意する予定。正式版ではまた、サンドボックスモードも搭載されます。
N64の『ブラストドーザー』に感銘を受ける
正式発売日の発表と共に、まだ途上ながらも開発中の面白いエピソードも披露されました。
似た『Besiege』は知っていた
Radiangamesを1人で運営するLuke Schneider氏は、本作と似たコンセプトのSpiderling Studiosが開発した物理演算サンドボックスシミュレーション『Besiege』については以前から知っていたものの、さらに古く、近いコンセプトのNINTENDO64でのレア社の名作『ブラストドーザー』については、これまで過去にその名を聞いたことがある程度でほとんど知らない状態だったとのこと。本作の早期アクセス開始日を告知するトレイラーを公開した時に視聴者から『Besiege』よりも多く『ブラストドーザー』の名が挙がっているのを見たそうです。
開発の方向性を見失う
その後、本作『Instruments of Destruction』の制作を進行する中、ローグライク戦闘の計画を含めた複数のロードマップを立案するもどれも明確な手応えがなく、開発の方向性を喪失。
『ブラストドーザー』を遂にプレイし感銘を受ける
さらにその後、早期アクセスから半年以上経過した2023年の初頭に、Xbox Game Passを通じて聞き及んでいた『ブラストドーザー』を初めてプレイ(『レア リプレイ』に収録)。その際、映像については時代遅れと感じると同時に、自分が今開発中のゲームよりも明らかに楽しいと思ったとのことです。
開発の道筋が見える
また『ブラストドーザー』は、流れるようなゲーム体験やシンプルさが際立ち、楽しさに繋がっていたことから、これらの要素を自分の作品に取り入れることを決心。その後半年間開発を進め「PAX Rising Showcase」へ出展したところ、プレイヤーから好評を得ることができ、開発のゴールまでの道筋がようやく見えたそうです。
『Instruments of Destruction』は、PCを対象としSteamにて海外時間5月10日に正式発売予定。現在は早期アクセス版が2,050円で配信中です。