気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Luminous開発、PC/Mac向けに8月9日リリースされたサークルRTS『Circle Empires』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、サークルで構成された陣地に攻め込み、領土を広げていくリアルタイムストラテジー。シンプルなゲームプレイは、1分で遊び方を習得できるものの、マスターするには膨大な時間を要するということです。日本語にも対応しています。
『Circle Empires』は820円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
開発者:本作はエストニアの3つのインディースタジオ(Luminous、Playtest Games & Marketing、Interactive Fate)が協力して開発を行いました。
このプロジェクトはMihkel率いるLuminousがまず始め、主導しました。Mihkelは伝統的な絵画と経営学のバックグラウンドを持つ、LuminousのCEOでありキーデベロッパーです。本作は彼にとって初のPC向け商業タイトルですが、ゲームのプロトタイプの開発とデザインは15年以上行なってきています。
2016年に発表したデモが成功すると、Edvinが率いるPlaytest Games and Marketingが、ベテランのプロデューサー&ゲームデザイナーとしてこのプロジェクトに招待されました。Edvinはエストニアで最も有名なPCゲームデザイナーの一人で、(Test3 Projectsと開発した)『Teleglitch: Die More Edition』や、タルトゥ大学でゲームデザインを教えていたことで知られています。
Edvinはまた、Interactive Fateのチームリーダーでした。Interactive Fateはデモで使用されたグラフィックを一から作り直すこととなったため、ユニットのスタイルやコンセプトアートはEdvinが担当、最終的なグラフィックはInteractive FateのアーティストであるLevarとTaaviが担当しています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
開発者:本作の開発は2015年末、メインとなるコンセプトをスケッチしたところから始まり、すぐにUnityで実際に遊べるプロトタイプを作りました。このプロトタイプをGame Joltで発表し、以来、私たちは数年にわたりプレイヤーの皆さんからのフィードバックを基に、システムを一から作り直したのです。
――本作の特徴を教えてください。
開発者:『Circle Empires』ではその名の通り、サークルの世界を占領していきます。それぞれのサークルには異なる戦利品あり、異なる敵がいます。敷居はとても低く、上級プレイヤーも楽しめる様々な難易度のレベルが用意されていますよ。18の異なるリーダーから一人を選び、それぞれ異なるスタートボーナスを持っており、リクルートできるユニットのタイプも異なります。本作のプロトタイプは16万人のプレイヤーに遊んでいただきました。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
開発者:主に『Starcraft』、『Age of Empires』、『ヒーローズ・オブ・マイト・アンド・マジック』シリーズから影響を受けています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
開発者:本作を遊んで、楽しんでいただけると嬉しいです。もしご意見がありましたら、ぜひフィードバックをお送りください。『Circle Empires』がこの世界を少しだけ小さくするのに役立てば幸いです!
――ありがとうございました。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
【クラフトサバイバル名鑑】海の惑星舞台のサバイバル『サブノーティカ』自由で壮大な海中の冒険は「探索の必然性」への導線が秀逸!海の雄大さと恐怖、そして多くの謎を味わおう
-
『Rise of the Ronin』酢の革命が寿司を変えた!勝海舟も愛したファストフードを楽しむ江戸グルメ【ゲームで世界を観る#78】
-
永久凍土と化した地球舞台のCo-op対応オープンワールドサバイバル『Permafrost』廃墟を探索して拠点を建て、犬や仲間と生き残る【今週のインディー3選】
-
海賊になってオープンワールドを冒険する協力プレイ対応RPG『スカル アンド ボーンズ』期間限定無料プレイ実施/傑作DRPG『エルミナージュORIGINAL』日本語版が配信/Steamにてオープンワールドサバイバルゲームがセール対象のフェス開催【週刊スパラン5/24~】
-
今週発売の新作ゲーム『スター・ウォーズ:銀河のハンター』『Rocksmith+』『エルダー・スクロールズ・オンライン:黄金の道』『東方スペルカーニバル』他
-
オープンワールド着せ替えアドベンチャー『インフィニティニキ』を体験。探索・収集・アクション要素は気軽に楽しめるソリッドな仕上がり【先行プレイレポート】
-
岩手でもっともっと楽しいことをやりたいし、イベントを通じて“コミュニティ”の交流の場を広げていきたい―東北最大持ち込みゲームイベント「G019サミット」代表インタビュー
-
【吉田輝和の絵日記】あらゆる「海賊」要素が体験できる『Sea of Thieves』で牢屋にぶち込まれてきた
-
最大3人協力プレイ対応PvEホラーFPS『RIPOUT』正式リリース!自動生成マップを短時間で何回でも遊べる―採れたて!本日のSteam注目ゲーム7選【2024年5月29日】
-
基本プレイ無料協力ルートシューター『The First Descendant』ファイナルテスト参加レポ―スピーディーで派手な戦闘は爽快!フックによる移動や戦略も面白い