任天堂は、第77期(2017年3月期)経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会の質疑応答にて、ニンテンドースイッチに関するコメントを行いました。
まず、ニンテンドースイッチ開発での最優先課題を問われると、取締役 常務執行役員の高橋伸也氏は、「いつでもどこででも遊べる家庭用据置型ゲーム機をつくること」と返答。ドックから外してシームレスにプレイが継続できる形を実際に経験した際には「非常に強い手ごたえを感じました」と、その感触についても述べました。
続いて、UnrealやUnityへの対応を例に挙げ、サードパーティーにとってソフト開発がしやすい環境の構築を当初から目標としてきたと語り、サードパーティーから充分なサポートを得られなかったWii Uとは異なるアプローチを行う姿勢などを垣間見せます。
そして、代表取締役 クリエイティブフェローの宮本茂氏は、「基本的にPCでソフトをつくっておけば、すぐに当社向けにも対応できるようになり、ニンテンドースイッチ向けにゲームを移植しようとすると1年以内には移植できるほどの開発環境が整っています」とコメント。開発環境の整備に注力していることを伺わせます。
ニンテンドースイッチは家庭用据え置き機ながらも携帯モードも備えているため、「携帯ゲーム機である3DSとはどのように棲み分けをするのか」との質問には、代表取締役社長の君島達己氏が、形状・重さ、価格・現時点で遊べるゲームの種類や量などの違いを挙げ、「親御さんがお子様に初めてのゲームを検討される際には、そういった違いからニンテンドー3DSを選んでいただけると思います」と、両者の棲み分けは可能との見解を述べます。
また高橋氏は、次世代の携帯型ゲーム機に関する質問に対し、「次世代の携帯型ゲーム機についてですが、任天堂はいつでも次のゲーム機のことを考えていますので、あるかないかというよりは、「常に考え続けています」というのが回答になります」と返答。具体的な話こそありませんが、今後の動向が気になる発言も飛び出す質疑応答となりました。
■2017年3月期経営方針説明会/第3四半期決算説明会
URL:https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2017/170203.pdf
(C)Nintendo
記事提供元: インサイド
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