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『返校』といまだ販売停止中の『還願』がハーバード大学の図書館に所蔵ー開発元は現在もゲームを開発中

RedCandleGamesの『返校 Detention』『還願 Devotion』がケンブリッジのハーバード燕京図書館に保存されました。

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『返校』といまだ販売停止中の『還願』がハーバード大学の図書館に所蔵ー開発元は現在もゲームを開発中
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RedCandleGamesは2020年2月に『返校 Detention』と『還願 Devotion』がハーバード大学燕京(イェンチェン)図書館のコレクションの一つとして所蔵されたことを報告しました。

『返校』は、1960年代の台湾の学校を舞台にしたマウスクリック型2Dホラーアドベンチャーで、同じく収蔵される『還願 Devotion』は2019年2月に発売された1980年代台湾の古いマンションを舞台にした一人称心霊ホラー。どちらもRedCandleGamesの開発ですが、『還願』はゲーム内コンテンツに「中国への政治的批判」が散見されたことで問題となり、販売停止問題にまで発展。現在まで販売は再開されていません。

RedCandleGamesのFacebookの投稿によれば、問題となった『還願』を含む同社の2作品がハーバード大学燕京図書館に所蔵されたとのこと。同図書館はアメリカ・ケンブリッジにある世界有数の東アジア資料コレクションを擁する研究図書館で、中国や日本のコレクションを中心に150万以上が所蔵品があり、デジタル化された所蔵品はオンラインで閲覧も可能です。今回2作品が所蔵されたことについて同社は、「信じられないほど光栄なこと」とし感謝を述べ、自分達が手掛けたゲームの持つ可能性を再認識する機会を得たとしています。



また所蔵への喜びとともに、『還願』の問題によりコミュニティに心配をかけたことを謝罪し、それでも常に同じ情熱を持ってゲームを開発していると語りました。さらに、応援を続けてくれるファンに対して感謝を述べ、「この先もっと多くの作品を共有できれば」と締めくくっています。

『返校』はPC/PS4/ニンテンドースイッチ、スマートフォン向けにも配信中、『還願』は現在も販売停止中です。
《neko》
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