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『忍者龍剣伝』や『Dark Souls』の名も。『Hotline Miami』開発者Dennaton Gamesが語る“死にゲー”の魅力

ついに正式発表された『Hotline Miami 2: Wrong Number』。前作『Hotline Miami』は敵も味方も殆どの攻撃で一撃死亡するというスピーディーなゲームプレイも売りの1つで、バイオレンステーマに沿ったシステムが話題となりました。先日終了したE3 2013の会場外にて、開発

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ついに正式発表された『Hotline Miami 2: Wrong Number』。前作『Hotline Miami』は敵も味方も殆どの攻撃で一撃死するというスピーディーなゲームプレイも売りの1つで、バイオレンステーマと融合するようなオールドスクール感の高いシステムが話題となりました。先日終了したE3 2013の会場外にて、開発を担当するDennaton GamesのDennis Wedin氏が同作を解説。その中で同氏が死亡しやすいゲーム、いわゆる“死にゲー”と自身のルーツに関する興味深い話を語ってくれました。

左がJonatan Soderstrom氏、右がDennis Wedin氏

噂となった水玉のバス……では無く、プレイアブルデモは右に見えるシルバーのキャビンに展示

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

――難易度は今作でも頭をブン殴られるようなレベルですか?

ああ。そんな感じだよ。それに関してはもっと過激にしていく。さらにゲームにはハードモードも追加される予定だ。まだ完成はしてないが、『Super Meat Boy』みたいにCプラスとか一定以上のグレードを取得すれば、ハードモードバージョンのステージがアンロックされるようなのを計画している。プレイヤーを手助けするツールは全て剥ぎ取られるんだ、どこを見ても何もない。

さらなるチャレンジ要素を求めている人たちが居たから、ハードモードは大喜びされるはずだ。クールなスコアを獲得して友人に自慢するみたいな、ゲームを一番上手くプレイ出来る奴になりたい人たちが多く居た。プレイヤーが最初は叩きのめされて自分のことを世界最悪のゲーマーだと思うけど、プレイを続けると学習して上手になりゲームの鼓動を感じ取ることが出来るようになるのが僕の好きなゲームさ。

――Wedin氏は『Dark Souls』のファンですか?

ああ、もちろんさ。大好きだよ。多くのゲームはプレイヤーを殺すことに恐れをなしていると思う。プレイヤーを痛めつけるべきでは無い、何も問題を起こすべきでは無いってね。でも僕にとっては、死亡するようなことはビデオゲーム体験の全体の一部だ。ただこれは僕がオールドスクールなゲームを愛しているからというのもあるだろうし、プレイヤーには「死にすぎ」と受け止められるだろう。とにかく全体の一部ということさ。

死んだなら憤りなんて感じない(笑)でももしイラついたのならもう一度プレイしてみて欲しい、今度はほんの少し前に進めるはずだ。Yeah。




――自身への教えとしているようなNESゲームの中でお気に入りはありますか?

ああ、『ロックマン』が大好きだ。

――最高ですよね

『忍者龍剣伝』もね、昔の三部作は素晴らしいよ。

――あと『魂斗羅』

そう『魂斗羅』。今名前が出たのは骨の髄までプレイして学ぶべきゲーム達だ。『忍者龍剣伝』は子供の頃に初代をクリアしたけど、スウェーデンでは第2作と第3作は発売されなかった。だから2年前ぐらいにeBayで購入したよ。アパートの自室を閉めきってプレイしまくった。クリアするのに凄い時間がかかったけど、ついにやり遂げた時には最高の達成感を得たね。容易く手に入れることの出来るような体験とは異なった感覚をゲームと共有し合った。プレイヤーが死なない。プレイヤーは何もする必要が無い。もしプレイヤーが死んでいても次の日の朝にはヘルスバーが全開しているし、もし弾が尽きても弾薬パックを突然見つけてしまう。僕はチートしているように感じてしまうよ。

更に言えば……ビデオゲームは映画じゃないし、映画であるべきでは無い。ゲームであるべきだ。多くのゲームが映画になろうと挑戦しているけど、僕たちはプレイヤーに映画を見る以上の体験を与えることにフォーカスしていくべきだ。……ちょっと要点を得てないかな。僕たちには映画がある。彼らは素晴らしい作品を作り上げている。でも僕たちは僕たちの分野に挑戦していくべきだ。僕たちにはゲームがある。僕たちはゲームでやっていくことが出来る。

――ありがとうございました


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《ishigenn》
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