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海外のゲーム開発会社運営ゲー『Game Dev Tycoon』は海賊版でプレイすると海賊行為で会社が破産する

ゲーム会社や常識あるユーザーからは大きな問題として認識されているものの、未だ効果的な対抗手段が無いまま増長の一歩を辿っている海賊行為ですが、海外のインディーズゲーム開発Greenheart Gamesがとてもユニークな手段でこの海賊行為に対し対策を行いました。

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「ボス、多くのプレイヤーが我々の新しいゲームをプレイしていますが、彼らは法的に購入するよりもクラックバージョンをダウンロードしゲームを盗んでいるようです。もしプレイヤーが彼らのようにゲームを購入しなければ、我々はすぐにでも破産してしまいます」

ゲーム会社や常識あるユーザーからは大きな問題として認識されているものの、未だ効果的な対抗手段が無いまま増長の一歩を辿っている海賊行為(割れ、不正コピー)ですが、海外のインディーズゲーム開発Greenheart Gamesがとてもユニークな手段でこの海賊行為に対し対策を行いました。

これは昨日Greenherartがリリースした第1弾タイトルとなるゲーム開発シミュレーター『Game Dev Tycoon』にて施した海賊行為対策。同スタジオは発売が開始された『Game Dev Tycoon』のゲームファイルをなんと自らTorrent上に流出させてしまいました。ただしこれはGreenheartがトチ狂ったわけではありません。

実はこのTorrent上に流れている『Game Dev Tycoon』はGreenheartによる海賊対策が仕組まれたバージョン。海賊版では、プレイヤーが作ったゲーム会社が軌道に乗り始めた頃から海賊行為の被害を受けるようになり、その旨を伝えるメッセージが表示。資金が減少していき運営している会社が倒産してしまうという、なんとも皮肉な時限式のトラップが仕組まれているのです。

海外ではこの海賊版に見事引っかかったユーザー達がどうすれば海賊行為を避けられるのかとネット上で質問。開発のGreenheartがそれらを公式サイト上で公開し、なんともお間抜けな醜態を晒しているところとなっています。


「どうすればこれを避けられるんだろう?DRMか何かを研究しろということかな……」


「どうして海賊行為をする人がこんなに多いんだ?これだと破産しちゃう!」「フェアじゃないよ」

なお実際の売り上げと海賊版のダウンロード比率は全くユニークな事態とはなっておらず、サーバーへ送られたデータを解析したところ、発売から1日で214人が7.99ドルを支払い購入したのに対し、全体の93.6%以上にあたる3,104人のユーザーがクラックバージョンの『Game Dev Tycoon』を入手していたとGreenheartは伝えています。ゲーム開発シミュレーター『Game Dev Tycoon』は公式サイトにて購入可能、DRMはフリーとなっています。
(ソース&イメージ: Greenheart Games)

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《ishigenn》
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