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「せがた三四郎」完全復活!!!!一連のCMシリーズにまつわるマル秘エピソード8&ライブレポート【UPDATE】

セガは、東京テレビセンターにて「せがた三四郎劇場feat.藤岡弘、&セガサウンドユニット[H.]」を開催。トークパートでは、「せがた三四郎」こと藤岡弘、さんと「せがた三四郎」シリーズのCMを手がけたCMプランナー安藤宏治さんが登場。当時を振り返りながらさまざま

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セガは、東京テレビセンターにて「せがた三四郎劇場feat.藤岡弘、&セガサウンドユニット[H.]〜真面目に遊ばぬやつらに喝!〜」を開催しました。

会場に到着、せがた三四郎がお出迎え!?

セガサターン、シロ!

トークパートでは、本日の主役である「せがた三四郎」こと藤岡弘、さんと「せがた三四郎」シリーズのCMを手がけた博報堂のCMプランナー安藤宏治さんが登場。当時を振り返りながらさまざまなエピソードが飛び出しました。こちらでは、安藤氏と藤岡氏のマル秘エピソードをまとめていきたいと思います。

藤岡弘、さん

安藤宏治さん(右)

■「せがた三四郎」シリーズは全部で19本
当時の感覚としても、相当のハイペースで制作されたそうです。安藤さんは、「CMを作る上でよく産みの苦しみと言われるんですけども、このシリーズに関しては産みの苦しみが少なかったです。普通ですと俳優の藤岡さんにどんなことをしてもらおうという発想になりますが、このシリーズに関しては「せがた三四郎」がすでに生きてる感じがあって、絵コンテを書いていても勝手に命が吹き込まれている感じがしたんですね」とコメントしていました。

■当日行くまで実際のところ、やることがわからなかった(藤岡談)
藤岡さん「いやぁ、だって小道具がどんなのくるかわからないじゃないですか(笑)。どんなシチュエーションが起こるのかは現場に行くまで実際のところわからないんですよ、ええ!?氷の上はしるの!?とかさ(笑)。ええ!?火の家飛び込むの!?とか(笑)」。

■「修行編」の巨大なセガサターンは80キロぐらいあった
藤岡さんが背負う巨大なセガサターンは、スタッフの体感としては80キロぐらいあったそうです。50メートルほどの砂利道を裸足で走るため、踏みしめるたびにズシンズシンと砂利が足裏に突き刺さっていたそうな。

■藤岡氏の正拳突きでコントローラのボタンが破損
修行編で正拳突きをしてもらったセガサターンの巨大コントローラをスタッフ回収したところ、ボタンが破損して、なおかつボタンが血まみれだったそうです。安藤さんの発言を受けて藤岡さんは「壊してもいいって言うんでねえ(笑)。手の皮が剥がれて2週間ほど治るのにかかったけど、楽しかった!」と目を輝かせていました。

■「せがた三四郎」シリーズが掲げたテーマは師弟愛
安藤さんによると、スタートとなる野球編にて少年たちに喝を入れるせがた三四郎の姿に「遊びの師匠」というコンセプトが込められているのだそう。それを裏付けるために「真剣に遊ぶ」というコンセプトを持った修行編に繋がっていきます。ちなみに修行編から流れる「せがた三四郎のテーマ」の歌詞も安藤さんが作詞しているんですよ。

■修行編の瓦割りは本当に藤岡さんが割っている
多少割れるように工夫しているもののスタッフは1枚しか割れなかったという瓦。テイク1では13枚と最後まで割れず、テイク2は時間差ですべて割れたため尺に収まりきらず、テイク3ですべて割ったそうです。すべての枚数は語られませんでしたが、当日の映像から確認したところ14枚。テイク3では、カット前に拍手が起こったんだそう。

■炎の救出編では眉毛が燃えた(藤岡談)
極力CGを使わない真剣なCM制作が行われていた現場ですが、炎の救出編では燃え盛る家に入る時に偶然スパッと火が移り眉毛がブワッと燃えてちょっぴり焦げたんだそう。なお、炎の救出編の収録を終えた後の午前3時からスケートリンクを裸足で走っていた藤岡さん。きついものはありましたか?と恐縮して安藤さんが尋ねると、「いやあ、キツい、汚い、危険というのは楽しむほうなのでねえ。いい思い出に残っている」と3Kによって身体と精神が活性化されるとおおらかに笑っていました。

■ゾンビ編のゾンビ役、最終回セガ社員役として安藤さんが登場している
安藤さんは監督から言われ、ゾンビ編のゾンビの1人に扮したそうです。安藤さんは当時を振り返り「現場が0度ぐらいだったので、黙っても身体が震えるのでナチュラルな演技ができたと思います」とにこやかに笑っていた。最終回のセガ社員とされる一人にも安藤さんが登場しています(社長の左の人物)。

トークの最中、藤岡さんは「真剣に燃えて生きる、何事も真剣に生きる。そこに愛を持ってね。愛こそすべてなんですよ。愛と夢と勇気を持って前進する。逃げない、負けない、屈しない!諦めない不撓不屈の精神。このメッセージがせがた三四郎にはあったんですよ」と熱く語っていた。藤岡さんのお話には、日本人ならではの本質や、心の鍛え方、人生観など心が打たれるものが多く語られ、その話を受けてから最終回を見たためか観客のなかには涙を浮かべている人も居たのが印象的でした。

会場のみんなとCMを振り返りました

愛と夢と勇気で前進しよう

光吉氏も愛を叫ぶ漢であります

15年も前のCMキャラクターが望まれるというのは異例

なお、当日は当時に出演していた演者のプライバシーを考慮して黒い目線が入っており、またひとしきり斬新な映像となっています。ニコ生のタイムシフトは4月7日まで、視聴できるかたは是非ご覧になってほしいです。

当時の出演者に考慮しての演出です

最後に、この日会場では映像であっても「せがた三四郎のテーマ」が流れると観客から手拍子と合唱が自然と起こった。この時、モニタを見るために下を向いていた藤岡さんでしたが、こっそりと笑顔を浮かべていました。

安藤氏「僕もせがた三四郎に会いたいです」

「宇宙より呼び戻してくれてありがとう!」「おかえりー!」

映画のワンシーンのようです

若者よ!真剣に取り組んでるものはあるか!?

セガサターン、シロ!

全員で真剣に歌いきりました、ありがとうせがた三四郎!


◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


[H.]のライブ1曲目となるのは、『デイトナUSA』から「Le's Go Away 2004」。光吉氏による「デイトーナー!」の声が会場中に響き渡ります。疾走感あふれる楽曲のあとにやってきたのは、『龍が如く5』から「The Battle for the Dream」。光吉氏はマイクからベースに持ち替え、インストによるソリッドなサウンドへと変化していきました。

[H.]は、川口博史(Key)がリーダーをつとめるセガのコンポーザー陣によるバンド。メンバーには光吉猛修(Vo,Bass)、庄司英徳(Gt)、福山光晴(Key,Tp)、甲斐孝博(Gt)、工藤詠世(Dr)、そして前説担当でおなじみの西村ケンサクが加わり[H.]と呼称します。この日は、甲斐氏をぬいた6人がステージにあがりました。ちなみに、ドラムで参加している工藤さんは現役高校生です。

セガサターン特集ながら『龍が如く』が取り上げられているのは、庄司氏と福山氏が『龍が如く』を担当していることから。この日は、声優の能登有沙さんも登場してアーケードゲームである「maimai」から[猫日和。]も披露されました。後半のセガサターンメドレーには『NiGHTS』の楽曲も登場。スクリーンに『NiGHTS』が表示されたとたん観客からは「おぉおー!」の声が大合唱。

セガのライブといえばでおなじみの光景ですが、みなさん光吉氏と一緒に歌うんですよね。ボーカルの光吉氏も「みんな一緒に!」といってくれるので、みなさん楽しそうに思い出を共有していました。最後には、「せがた三四郎」が道着姿で登場!『セガサターン、シロ!(藤岡弘、ver.)』がスタートし、会場全員で魂込めて大合唱。この日、せがた三四郎は宇宙より帰ってきて本当に復活したのでした。

【セットリスト】
M01:「Le's Go Away 2004」(『デイトナUSA』)
M02:「The Battle for the Dream」(『龍が如く5』)
M03:「In The Blue Sky」(『電脳戦機バーチャロン』)
M04:「猫日和。(歌:能登有沙)」(『maimai』)
―ここまでニコニコ生放送にて無料視聴可―
M05:「愛が足りないぜ 2004(歌:光吉猛修、能登有沙)」(アニメ「バーチャファイター」OP)

M06:武士道ラップ
M07:「Burning Heats ~炎のANGEL~」(『バーニングレンジャー』)
M08:「Conquista Ciela」(『電脳戦機バーチャロン』シリーズ)
M09:「未来へと続く空」(『ビクトリーゴール』)
M10:「ネーネーどうして?(歌:能登有沙)」(『ファンタジーゾーン』)
M11:「DREAMS DREAMS(歌:光吉猛修、能登有沙)」(『NiGHTS』)
M12:「セガサターン、シロ!(ショートver.)」(『せがた三四郎真剣遊戯』)

EC13:「セガサターン、シロ!(藤岡弘、ver.)」(『せがた三四郎真剣遊戯』)































(C)SEGA

(ソース: せがた三四郎劇場feat.藤岡弘、&セガサウンドユニット[H.]〜真面目に遊ばぬやつらに喝!〜)

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