2012年はデジタルやソーシャルの台頭で縮小の一途をたどった米フィジカル市場ですが、新たな1年のスタートとなる1月は、主に周辺機器の売上増加などもあり、市場全体で前年比9%増となる8億3,470万ドルの収益が報告。但し、今回のNPDデータは、5〜6年に一度必要とされる全国小売連盟(NRF)に基づくルールにより、昨年よりも集計期間が約1週間も多いため、適正な期間で計上した際の前年比販売は13%減になるのだとか。
- Call of Duty: Black Ops II (360, PS3, Wii U, PC)
- Far Cry 3 (360, PS3, PC)
- Just Dance 4 (Wii, 360, PS3, Wii U)
- NBA 2K13 (360, PS3, Wii, Wii U, PSP, PC)
- Madden NFL 13 (360, PS3, Wii, PSV, Wii U)
- DMC: Devil May Cry (PS3, 360)
- Halo 4 (360)
- Assassin's Creed III (360, PS3, Wii U, PC)
- Skylander Giants (Wii, 360, PS3, 3DS, Wii U)
- FIFA Soccer 13 (PS3, 360, PSV, Wii, Wii U, 3DS, PSP)
ソフトウェアセールスは、3ヶ月連続でトップを独走する『CoD: Black Ops 2』を筆頭に、2012年ホリデーのヒット作が半分以上を占め、そのほとんどはWii Uバージョンを含むマルチプラットフォームタイトル。そうした中で、前月6位から2位に急浮上した『Far Cry 3』の人気が目を引きます。
Gamasutraによると、マルチタイトルのWii Uバージョン販売数は不明であるものの、『Just Dance 4』、『NBA 2K13』、『Madden NFL 13』、『Skylanders Giants』、『FIFA Soccer 13』においては、Wii U版よりも旧Wii版の方が多く売れているそうです。
また、新作では国内でもセールス好調だったカプコン『DmC Devil May Cry』が6位に食い込み。英国週間チャートでも1位でデビューを飾ったPS3専用の『二ノ国 白き聖灰の女王』は惜しくもTOP10入りを逃したものの、総合ランキングで11位、SKU別ランキングでは7位という結果でJRPGの人気健在を証明。
ハードウェアでは、Xbox 360が、米国で1月に28万1,000台を販売。据置機のナンバー1保持の記録は25ヶ月に更新され、前年との比較でも4.07%の上昇。ゲーマーがXboxのゲーム、本体、周辺機器に費やした支出は3億3,800万ドル以上に及ぶとのこと。
注目される任天堂新ハードWii Uの(2013年1月の米国)本体セールス関して、具体的な数字は示されていないものの、海外サイトのWiiとの比較データや関係者ツイートから、5万5,000台前後ではないかと推測されています。
PlayStation 3とPlayStation Vitaのセールスデータは毎月非公開で、今のところ情報は見つかっていません。(ソース: Gamasutra, Game Industry)
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