『ゼルダの伝説』や『聖剣伝説2』のような過去の名作アクションRPG要素と、魅力的なキャラクター&ビジュアルがてんこ盛りなタイトル『CRYAMORE』が海外にて登場しています。
本作は見下ろし視点の2DアクションRPGとしてインディーズデベロッパーNostalgiCOが昨年から開発を進めているタイトルで、プロジェクト資金の獲得を目指すKickstarterのキャンペーンでは既に開始1週間で目標額を超え10万ドルを突破するなど、密かに注目を集めているようです。
『CRYAMORE』の製作を担う新スタジオNostalgiCOの面々は、『メトロイド』や『ロックマン』、『武蔵伝』といった往来の国産タイトルを愛する者ばかりで構成されており、ゲーム内のメカニックやシステム、さらにはビジュアルなども過去の日本ゲームを色濃く写しだしたような内容となっています。
また国内からは、バンダイナムコゲームスにてアニメーターを務めていた日本人開発者Koki氏も参加しているようです。ゲームの詳細やイメージは以下の通り(なお現在の開発状況はプリアルファ版とのこと)。
- ストーリー&キャラクター
- 主人公はEsmyrelda Maximus、通称Esmy。読書が趣味の勇敢で情熱的な女性
- Cryamoreとはゲームの舞台となるNoka島で発見された鉱物で、各エレメンタルの触媒として様々なパワーを生み出す代物。古くから続いていた蒸気テクノロジーの代替えとして使用されている
- しかしCryamoreの採掘によりNoka島はバランスを崩してしまい、どこからかモンスターも出現、町の資源が枯渇する事態に。Esmyは新たなCryamoreを探す役目を町長から任命される
- ゲームメカニック&システム
- 『ゼルダの伝説』の探索&パズル、『聖剣伝説2』の戦闘、『ロックマン』の戦略性を組み合わせたようなタイトル
- 火、水、地、風、雷、影、宇宙、時間など9種類のエレメントと、その上に広がる81種類のアビリティが存在。例えば火のアビリティであるTorchlightはエリアを光で照らす、Spite Fireは敵を攻撃する
- アビリティを使用することで多種多様な敵との戦闘を有利に進めることが可能。また各アビリティを活用してパズルを解いていく必要がある
- ゲームはNoka島の各エリアをEsmyが選択して探索する形で進行していく(『ロックマン』のステージ選択に近い)。各エリアでは探索率も表示される
- サイドクエストが存在。店や広場など町の機能を取り戻していくようなミッションも
- 町のコックの為に食材を探してくるクエストが存在。各エリアに隠された料理に必要な食材を見つけることで、アイテムポーチや財布の拡張などが行える
- 『FFX』のアルベド語に似たPiraxなる種族の情報、『武蔵伝』風のアクションフィギュアなどのコレクションアイテム
- 剣、槍、斧、クロスボウといった武器が登場。各武器にはスペシャルアタックも存在
- ゲーム内の時間が存在。お店の開店時間やレアモンスターの登場、パズルの解法などに関係してくる。また“時間のエレメント”も存在しており時間を操作することができる
『CRYAMORE』はPC/Mac向けタイトルとなっており、現在Kickstarterにて23日を残して10万ドルを獲得。集まった資金額によってモバイルやOuya、PS3/Xbox 360/Wii Uへの展開、日本語ローカライズへの着手なども視野に入れられています。キャンペーンの締め切りは2月26日、投資額によってはフィギュアなども贈呈されるようです。
(ソース&イメージ: Kickstarter)
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