暴力ゲームを処分する地域団体の催しが中止に−米国 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

暴力ゲームを処分する地域団体の催しが中止に−米国

ビデオゲーム業界にも波紋を広げている、米コネチカット州で発生した銃乱射事件。この事件を受けて、同州の地域団体が、暴力ゲームやメディアを住民から回収して廃棄する催しを計画していたそうですが、実施が見送りになったことが海外サイトの取材により明らかになりま

ニュース 最新ニュース
ビデオゲーム業界にも波紋を広げている、米コネチカット州で発生した銃乱射事件。この事件を受けて、同州の地域団体が、暴力ゲームやメディアを住民から回収して廃棄する催しを計画していたそうですが、実施が見送りになったことが海外サイトの取材により明らかになりました。

“Violent Video Games Return Program(暴力ゲーム返還プログラム)”と銘打ったこの取り組みは、銃乱射事件のあったコネチカット州ニュータウンから30マイルほど離れた場所にある、サジントンの地域団体がボランティアで準備していたもの。住民が自宅にある暴力ゲーム、DVD、音楽CDなどを地元のドライブインシアターに持ち寄り、25ドル相当のレストランや娯楽施設の商品券と交換できるという仕組み。

回収した暴力ゲームは町のごみ箱に廃棄され、その後焼却されることになります。

ところが、実施日の1月12日を目前にして主催者が記者会見を開き、中止の意向を表明。担当者の説明によると、今回の取り組みは、サジントンの住民に対して暴力ゲームやメディアの存在を強く意識し、議論を促進することが目標で、既にそれが達成できたため、物理的な返還プログラムを行う必要はないと見なしたとのこと。

このプログラムの内容には、ゲームのファンや関係者、専門家などからも批判が多く寄せられたためと言われています。

関連するニュースとして、今週、オバマ大統領の指示で銃犯罪を規制する特別チームを結成しているバイデン米副大統領が、ビデオゲーム業界のリーダーと協議を行うことが報じられており、暴力ゲームと銃犯罪の繋がりは今後も議論の的となりそうです。(ソース: GameSpot, Polygon)

【関連記事】
《Rio Tani》
【注目の記事】[PR]

ニュース アクセスランキング

  1. Steam版『HELLDIVERS 2』PSN連携必須化騒動で失業しかけた人物が―否定的レビューや返金を“煽った”せい?

    Steam版『HELLDIVERS 2』PSN連携必須化騒動で失業しかけた人物が―否定的レビューや返金を“煽った”せい?

  2. マイクロソフトがArkane Austin、Tango Gameworkなど4つの“ベセスダ”スタジオ閉鎖―『Redfall』は前回のアップデートが最後に

    マイクロソフトがArkane Austin、Tango Gameworkなど4つの“ベセスダ”スタジオ閉鎖―『Redfall』は前回のアップデートが最後に

  3. 美少女が揺れる催眠術リズムゲー『ヒプノシンク』開発中―4K版『ビーマニ』風の無料ゲーム

    美少女が揺れる催眠術リズムゲー『ヒプノシンク』開発中―4K版『ビーマニ』風の無料ゲーム

  4. 任天堂、2024年3月期の決算公開―ハード・ソフト販売数共に減少もまだまだ堅調、待望の“スイッチ後継機種”も予告

  5. 「Xbox Games Showcase」6月10日午前2時から配信決定!本編後には「人気シリーズ次回作」の特別配信も行う2本立てに

  6. ニンテンドースイッチ後継機2025年3月発売へ―日本経済新聞が報じる

  7. 『マナー・ロード』は「たった1人の開発者が手掛けた作品」なのか? 開発体制を比較された他社が“ソロデベロッパー”という言葉に疑問を呈する

  8. 最大80%OFF!このGWに『ダークソウル』や『イース』をセール価格で遊ぼう─メトロイドヴァニアやRPGも【eショップ・PS Storeのお勧めセール】

  9. 「次がないとは言い切れないが…」『スマブラ』新作について桜井政博氏YouTubeチャンネルにて語る

  10. 幻の任天堂版「PlayStation」が海外で発見!―CD-ROMを搭載したスーパーファミコン

アクセスランキングをもっと見る

page top