児童ら26人もの死者を出した米コネティカット州での小学校銃乱射事件を受け、ビデオゲームと暴力事件の関連性が一部で再び取り沙汰されつつありますが、米紙ワシントン・ポストにて、両者に相互関係が無いことを示すデータが公開されています。
これは、同紙のジャーナリストMax Fisher氏がブログ上で公開したもの。米国、日本、英国など、ビデオゲームの市場が大きい10カ国を対象に、10万人当たりの銃による殺人事件の発生率と、1人当たりのビデオゲーム支出のデータを照らしあわせた結果、ゲーム支出の大きい国で銃による殺人が多いという比例的な傾向は一切無いことが分かったそうです。
Fisher氏は、ビデオゲーム消費量と銃犯罪の相互関係が無いと言い切るには、10カ国のみのデータでは完璧な比較にならない、と認めつつも、今回の検証ではゲーム支出の多い国の方が犯罪発生率が少ないとの見方もできるのは、無視できないデータであると主張。
銃乱射事件を発端に、既にお伝えした『Mass Effect』のFacebook炎上騒動、そして英紙The Expressでは、容疑者が遊んでいた『真・三國無双』を「ショッキングな暴力ファンタジーゲームとして事件のインスピレーションになった」などと名指しで批判する事例も確認され、物議を醸しています。(ソース: The Washington Post, Destructoid)
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