これは先週末に行われたVGAのレッドカーペットにて、海外サイトKotakuが短いインタビューの中で同氏より確認した情報。Newell氏が語ったところによれば、Valveの現在の目標はリビングルームでより良く動作するPCを考えだすことで、次なるステップはSteam Linuxのβ段階を終了させ、同OS上でBig Pictureモードを動作させることになっているそうです。
続けてNewell氏は、TV向けに特化しSteamを即座に動作できるようなリビングルーム向けのPCパッケージを、Valveが来年発売するだろうという見通しを明らかに。またほかにも、ValveはMicrosoftとソニーのような会社の次世代コンソールと競合していく、他社も同様のPCパッケージを今後発売していくだろう、といった発言も同氏の口からは飛び出しています。
気になるリビングルーム特化PCがどのようなものになるかは、オープンソースにはならず、一般的なPCのような拡張性は持たないだろうとNewell氏。同氏は柔軟性を求めるならばそういった一般的なPCを購入すれば良いと述べており、あくまで来年リリースされるPCパッケージは、リビングルームでより即座にゲームをプレイしたいような人に向けた、“非常に制御された環境”になるだろうとしています。
今年3月には、Valveが今回の情報と似たSteam Boxなるハードウェアを開発中との噂が報道。特定の開発キットが必要とはならないことや、スタンダードなPCタイトルであれば即座に動作できることなどが伝えられていました。
(ソース: Kotaku)
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