※この記事はゲーム本編のネタバレの可能性もあるので観覧にご注意ください。
先日開催された、Game Developers Choice Awards 12では、Game of the Yearを初め、3部門での受賞を手にしたValveの名作パズルFPS『Portal 2』ですが、初期段階でのオープニングシーンを始め今作が完成に至るまでの間に構想されていた様々なアイデアがGDCにて披露されました。
これは開発初期の段階でのオープニングシーンで、製品版では前作と同じ研究施設を舞台に、住居空間の一室からスタートするシーンですが、初期の段階では、ロボットが反乱を起こした孤島を舞台とした作品となっていて、前作『Portal』の続編では無く独立した作品を目指していたようです。また、今作のマスコットとも言えるGlaDOS、Chellといった重要な役割を果たすキャラクターもカメオ出演のみで、なんとシリーズを特徴するポータルのシステムも廃止予定だったそうです。
完成版ではエンディングは一種類のみでしたが、当初はマルチエンディングが予定されていて、ゲーム開始2分以内にゲームオーバーになり、プレイヤーの短い人生を語る歌が流れるエンディングと、ラストの月にポータルを開けるシーンでそのまま移動すると宇宙空間に放り出されて死亡するというエンディングの2つが用意されていたとの事です。
マルチプレイについても大きな変更があり、製品版ではCo-opプレイが導入されていますが、当初は『Speedball』と『Portal』を混ぜた様な内容の対戦モードも用意されていたそうです。廃止の理由については“テストをした結果カオスでつまらないものになった”と説明されています。
また、GDC期間中にキャラクターアートを始めとする様々なコンセプトアートやスクリーンショットが公開されているのでこちらも合わせてご紹介します。
(ソース&イメージ: PCGamer via GamesRader)