Valveの共同創設者でマネージング・ディレクターを務めるGabe Newell氏が、Penny Arcadeの実施したロングインタビューで、ハードウェア開発について発言したことが海外サイトやファンの間で大きな注目を集めています。
「将来Valveが実際にハードを売る可能性はあるか」との質問を受けたNewell氏は、「ハードを売る必要があるならそうする」と言明。Valveとしては常に革新を続ける必要があり、もしそれを成し遂げるための手段が、自社で直接ハードウェアの開発・販売を行うしかないという状況になれば、それをするだろうと説明しました。
一方で同氏は、ハードウェア開発はValveが最初に考えつくようなプロジェクトではなく、実現するにはハードの製造や流通を行う専業者であった方が良いと付け加えています。
また、インタビューの最後には「もし魔法の杖で夢の企画をひとつ行えるなら何が良いか」といった質問が飛び出し、Newell氏は自身がiPadのヘビーユーザーである点を挙げ、よりゲーミングに特化したタブレット型ハードウェアや、そのハードと同時にしっかりと設計されたコンテンツを開発したいと語っています。(ソース: The PA Report via Game Informer: Valve: 'If We Have To Sell Hardware We Will')
【関連記事】
『Half-Life 3』公式サイトの噂に対しValveのGabe Newell氏らが再び「NO」
Gabe Newell氏: セールは必ず利益を生む、海賊行為はサービスの問題
Gabe Newell: ゲームデザイン早期のマネタイズは諸悪の根源
Valveが任天堂のWii Uに興味、プラットフォーム進出を示唆
『Portal 2』のセールスが300万本突破、教育分野にも進出へ
Valve: 今現在“Source Engine 2”の開発は計画されていない
ValveボスGabe Newell氏の一番好きなゲームは『スーパーマリオ64』