“90年代のゲーマーたちのXCOMへの愛情、そして我々はそのIPを持っている……そこで我々はどうすればいいのか考えました。いろいろな開発スタジオがつくりたいと言い、それぞれがアイデアを持っていました。しかし、問題はターンベース・ストラテジーがもはや「地球上で最もホットなジャンル」では無くなったということです。これ(ジャンルの変更)はたんに商業的な理由だけではありません。ストラテジーゲームは現代的(contemporary)なものとは言えません。”
「ターンベース・ストラテジー(TBS)のX-COM」から「ファーストパーソン・シューター(FPS)のXCOM」へ。Rock, Paper Shotgunでも言われていますが、氏の発言は活発な議論を呼ぶかもしれません。以下の点が問題点として挙げられています。
*ゲームジャンルは放棄されるほどに古くなりえるのか
*ターンベースのゲームは過去の遺物なのか
*ジャンルごと“現代的”にすることはできないのか
*ゲーム(ジャンル)とIP(シリーズ)は無関係でいいのか
そのシリーズのファンのためにリメイクしたいと思ったのなら、なぜジャンルを変更したのか、ターンベース・ストラテジーというジャンルを“現代的”にすることはできないのか――というのがRPSの意見。
ターンベース・ストラテジーは、日本では、いわゆる「(戦略)シミュレーション」として、いまだにいくつもの人気シリーズがあり、作品がリリースされ続けています。また、そこではジャンルとシリーズとは不可分なものとなっています(一方で、90年代にシミュレーションRPGとして人気だったシリーズが、最新作でサードパーソン・シューターになった、という例外もあります)。
RPSのコメント欄では「彼は “現代的と“一般的”を混同している」「(ターンベースゲームは)残念だけど大企業にとってリスクがでかすぎる」「AAA作品としてはつくれないが、小規模チームで現代的なX-COMをつくれない理由は無い」「CivilizationがFPSになったら…」などの意見。日本について触れているコメントもいくつかありました。(ソース: Rock, Paper Shotgun)
【関連記事】