地元メディアの報道によると、James Burt(24)は、2009年11月、小売店が誤ってリリース前に店頭に並べていたNew スーパーマリオブラザーズ Wiiを購入すると、著作権法を無視してゲームを改造し、インターネット上にデータをアップロード。任天堂は、この行為により数千本規模のセールス損失被害を受けたと主張しています。
通常、オーストラリアでは日本や欧米よりもゲームのリリースが遅れるケースが多いそうですが、New スーパーマリオブラザーズ Wiiは例外的に同国で最も早く発売されたため、被害の拡大につながった恐れもあるようです。
任天堂オーストラリアのディレクターRose Lappin氏は今回の事件について以下のようにコメント。
“これはオーストラリアだけの問題ではなく、世界的な問題です。ネット上では何千、何万ものゲームがダウンロードされており、業界にとって本当に大きな負担になっています。ひとたびインターネットにアップロードされてしまえば、それは誰のものにでもなるのです。”
任天堂は、ネット上でゲームが流出しているのを発見した際、専門家を使って犯人を特定したとのこと。今後も違法コピーを厳しく取り締まっていく姿勢を示しています。(ソース: The Age: Gamer to pay Nintendo $1.3 mln for illegal upload )
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