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※画像はイメージです
先日ノルウェーで開催されたバイアスロン競技大会において、フランス人選手Lolo Fapiri氏のチートツール使用が発覚、即刻退場となる出来事が起こりました。チートツール使用による失格者は本大会史上初となります。
地元メディアKos Joi Uni(KJU)の情報によればFapiri氏は他の選手に30分以上のタイム差をつけ、射撃パートでもライフルを構えてから約0.8秒で満射という尋常ではない成績を叩き出したため、不審に思った審判団が調査を開始。程なくしてオートエイムとスピードハックの使用が確認され、即刻退場という処分が下されたとの事。
今回チート使用により退場処分となったFapiri氏はKJUのインタビューで以下のように語っています。
「ほんの出来心だったんだ。昨年からの不調で気が滅入ってしまって……この大会で優勝すれば自信を取り戻せるかと思ったんだ。今となってはチートに手を出してしまった事を後悔している。本当に…本当に…」
その後Fapiri氏が泣き崩れてしまいインタビューは続行不能に。なんでもインタビューの直前に今後全てのバイアスロン競技大会への参加禁止が伝えられ、Fapiri氏は事実上の永久追放となってしまったんだとか。
ちょっと可愛そうな気もしますが、いくら調子が悪くてもチートの使用は許されるものではありません。真剣に競技に取り組んでいる人たちに対しても失礼なので、読者の皆さんはチートツールには手を出さないで頂きたいですね。
ちなみに今大会ではアンチチートツールが導入されていましたが、Fapiri氏が使用したチートツールは検出できなかったそうです。一部報道によれあばアンチチートツールが旧式のものであることや、大会側の監視体制の杜撰さなどが指摘されています。
ただアンチチートツールがいくら対策を講じても、更にそれを回避するチートツールが出現したりとまさにいたちごっこ。最終的には各選手のモラルに任せるしかなさそうです……。全てがクリーンな状態での大会開催が望まれますね。
(ソース: A.F.D)
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