
世界がうらやむオイルマネーが膨張を続け、アラビア半島の砂漠に次から次へこの世のものとは思えない建築物を出現させている、グローバル経済のバビロニア、アラブ首長国連邦のドバイ。依然止まない原油高を背景に、世界でも屈指の急激な経済成長を続ける中東のお金持ち国家で、なぜか今、あのゲーム機が注目を集めているそうな。
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「今日は一人が3台も買っていきました」
現地にあるゲームショップチェーン、Geekay Gamesの店長さんは言います。
「みんな、ネットで売っているんでしょう」
「地元の熱心なコレクターは、いつもバーチャルボーイのことを欲しがってますよ。ほとんどの人は、バーチャルボーイなんて聞いたこともないでしょうが」
先週、UAEの英字新聞TheNational電子版によると、なぜか今、発売から13年たったあのバーチャルボーイが、中東のドバイの倉庫から未開封のデッドストックとして発見され、めざといアラブのコレクターたちから、ただいま熱い視線を集めているとのこと。
お店では、通常数千円ほどで売られているバーチャルボーイも、あちらのマニアさんの話では、オークションに出すと中古でも10倍以上の値が付くらしく、コレクターですら見たことのない完全な状態の新品には、今とんでもない価値があるんだそうです。

ゲーム&ウォッチやゲームボーイを生んだ水平思考のミスターニンテンドー、故横井軍平氏の野心作として知られ、今も何かと伝説的なバーチャルボーイ。当時、まさに新世代のゲーム機として期待(と不安)を集めるも、結局販売されたのは世界中で約77万台ほど。日本でも一時は、よく量販店のワゴンやおもちゃ屋さんの片隅でひっそり眠っていましたが、実は意外と知られていないユニークなコントローラー形状や、どう考えても人を選び過ぎた赤と黒のサイバーな立体映像など、今見ると他のゲーム機では絶対味わえない次世代ゲーム体験ができちゃう、なるほどなかなかの逸品。
ちなみに、我が世の春を謳歌するドバイのゲームコレクターたちが狙う、次なるターゲットは最終的に全部で22本しか発売されなかったバーチャルボーイの専用ソフトを全て集め、日本でのみリリースされた驚くほど高価な幻のレアソフトを手に入れることなんだそうです。
(ソース: TheNational: "Nintendo's 'worst' console wins some new admirers") (イメージ: Flickr)





