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SCEのフィル・ハリソン氏が突然の退社、Atariへの転職が噂される

本日、ソニー・コンピュータエンタテインメントは、SCEワールドワイド スタジオ(SCE WWS)のトップである[b]フィル・ハリソン氏[/b]が、2008年2月29日に同社を[b]退社[/b]すると発表しました。あまりにも突然のニュースではありますが、早くも転職先の噂まで出てい

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本日、ソニー・コンピュータエンタテインメントは、SCEワールドワイド スタジオ(SCE WWS)のトップである[b]フィル・ハリソン氏[/b]が、2008年2月29日に同社を退社すると発表しました。あまりにも突然のニュースではありますが、既に日本語のプレスリリースも掲載されています。

以下[quote]

SCEワールドワイド・スタジオ 人事のお知らせ


株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は本日、SCEワールドワイド・スタジオ(SCE WWS)のプレジデント、フィル・ハリソンが、2008年2月29日付けでソニー・コンピュータエンタテインメントグループを退社することを発表いたしました。同年3月1日より、SCE WWSのプレジデントには、SCEI社長兼グループCEOである平井一夫が就任、現在の職責に加えてSCE WWSの経営も担当いたします。

フィル・ハリソンは、1992年にソニー・コンピュータエンタテインメント・ヨーロッパの前身であるSony Electronics Publishing, Ltd.に入社、初代「プレイステーション」の立ち上げ以前より多大なる貢献をしてまいりました。4つの「プレイステーション」プラットフォームの立ち上げの戦略に深く関わり、また世界中のゲーム開発者様との強固な関係を構築するなど、ハリソンの貢献は多岐に渡ります。また、SCE WWSのプレジデントに就任以降は、それまでに培った経験、知識や技術をSCEグループ内でのゲームソフトウェア開発に惜しみなくつぎ込み、新しいゲームタイトルの制作に加え、革新的なオンライン・エンタテインメントの創出に邁進いたしました。

「フィルはSCEの創立メンバーの一人であり、『プレイステーション』ビジネスのみならずゲーム業界全体の成長に多大なる貢献をしてまいりました。彼がSCEを離れるのは大変寂しいことではありますが、彼のこれまでの貴重な貢献の数々に対し感謝すると共に、これからの活躍に期待しています。」
(平井 一夫)

「SCEで過ごした15年間は、私のこれまでの人生を決定づけた重要なものでした。在籍中、『プレイステーション』ファミリーの皆様からいただいたすべてのご指導、ご協力そして友情に改めて感謝いたします。チームの一員として共に仕事をし、また日々皆様からインスピレーションをいただいたことは、まさに私の幸せとするところです。『プレイステーション』がこれまでに成し遂げたこと全てを誇りに思うと同時に、今後もあらゆる側面からサポートを続けてまいりたいと思います。」
(フィル・ハリソン)
[/quote]



EyeToy、SingStar、そしてHomeなど、数多くの重要なプロジェクトに関わってきたハリソン氏が、なぜこのように突然退社することになってしまったのかははっきりしていません。先日のGDCでのハリソン氏のちょっと気になる言動が伏線だったのかも、という声も一部ではあるようです。

また、GamesIndustryによれば、ハリソン氏の転職先が早くも[url=http://www.gamesindustry.biz/content_page.php?aid=33463]噂[/url]されており、なんでも最近EAから転職したDavid Gardner氏などと共に、ここのところ元気がなかったAtariの再建に携わるのではないかと言われています。

PS3の魅力的なコンテンツを計画し、ブランドのイメージチェンジに取り組んできたハリソン氏。とりわけヨーロッパでの成功も彼の熱意と手腕によるところが大きかったのではないでしょうか。今後もハリソン氏が同じ業界で活躍してくれることを願いたいですね。[size=x-small](ソース: [url=http://www.scei.co.jp/corporate/release/080225.html]SCEワールドワイド・スタジオ 人事のお知らせ[/url], [url=http://www.gamesindustry.biz/content_page.php?aid=33463]GamesIndustry[/url])[/size]

[size=x-small]ネルさんの情報提供にも感謝![/size]

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《Rio Tani》
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