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【特集】『マナー・ロード』はなぜヒットした? 集落から始まる中世領主街作り、発売前ウィッシュリスト数は全ゲーム1位

民を導き、厳しい冬を越せ!

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【特集】『マナー・ロード』はなぜヒットした? 集落から始まる中世領主街作り、発売前ウィッシュリスト数は全ゲーム1位
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日々たくさんのゲームがリリースされる現代。その分話題になる作品も多いわけですが、「どうしてこのゲームは人気なんだろう?」と思ったことはありませんか?

この連載では、ゲーマーから注目を浴びているゲームがなぜ人気になっているのかを分析します。記事を読んで、流行っているゲームに詳しくなっちゃいましょう。今回は、中世街づくり『マナー・ロード(Manor Lords)』をお届けします。

集落から始める中世領主街作り!

本作は、中世を舞台とした都市建設シミュレーションゲームです。プレイヤーは民を導く領主となり、集落からスタートして徐々に街を大きくしていきます。

ゲームを始めると、まずは領主を作るところから始まります。見た目を選ぶのはもちろん、紋章も細く設定でき、中世らしい雰囲気に仕上がります。

シナリオは現在デフォルトで3つ用意されており、それぞれ最終目的が変化。プレイヤーのペースにあわせて街作りから戦闘まで一通り体験でき、全地域の占領を目指すオーソドックスなものに加え、民の要求を満たして繁栄を目指す戦闘のないものから、早く強くならないと他の強い勢力に蹂躙されてしまうハードなものまで楽しめます。

基本的なゲームプレイは街作りが中心の作品です。民の力を借りて資源を集めて建物を建て、資材を集めたり農耕で作物を育てたりといった体験が楽しめます。そこに加えて、外交や戦争による土地争いが加わります。

最初は住む家もままならない、本当に貧乏な集落から始まります。しかし、うまく発展していけば徐々に大きな街になっていき、最終的には強力な軍事力を持った国家へと成長することができます。

なぜヒットした?

本作が注目を集めた理由は、非常にリアルかつダイナミックなグラフィックがひとつの理由といえるでしょう。初報の時点でかなりハイレベルかつリアルなグラフィックを実現していたため、『Banished』などに次ぐ新たな中世街作りシムとして注目を集められたのではないでしょうか。

リアルに見せるための仕組みも多数あります。例を挙げると、本作の建設はグリッドレスになっていて、かなり自由に建物や道路を建設できます。そのため、自分の思い描いたそのままの街を作ることができます。

加えて、プレイヤーが街を歩ける散策モードも。カメラが三人称に切り替わり、自分の手で作り上げた街を練り歩くことができる……と聞いただけで、ちょっとテンションが上がりませんか?

また、戦争などの街作りに付随する要素が他作品ユーザーから注目を集めたという点も挙げられます。しかし、この点については『Total War』や『Mount & Blade』『Age of Empires』やグランドストラテジーなどとは別物であるとして発売前に告知されているため注意が必要です。


本作は元々2020年に発表された作品でしたが、延期を繰り返し2024年まで伸びました。そんな背景もあってか、発売直前のウィッシュリスト数は『Hades II』や『Hollow Knight: Silk Song』『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』や『Black Myth: Wukong』などを追い抜き、Steamのウィッシュリスト数300万以上で1位に躍り出ていました。

今後も人気は継続する?

本作は現状早期アクセスとして配信されており、配信したばかりの現在はまだコンテンツがそれほど多くないという声が上がっています。そのため、今後1年程度をかけて行われる早期アクセスを通じて徐々に奥深いものになっていきそう。「匂い」や「火災の危険」といった要素も追加され、よりリアルさが増しそうです。

しかしその一方で、本作の開発チームは少人数。どうやらたった1人だった開発当初からは多少増えたようですが、いずれにせよ少人数であることは変わりなさそうなので、長い目で見守る必要があるかもしれません。

開発者の投稿によれば、現在はまだロードマップを発表するつもりはないとのこと。というのも、かつてとある機能の実装を約束して取り組んでいたものの、テスターは別の機能を望んでいた……という失敗を経験したそうです。そのため、計画にかかわらず「聞く、検証する、実装する」というルールに基づいて開発を進めていくそうなので、欲しいものや気になるところがあれば積極的にレビューやSteamコミュニティなどでフィードバックしていきましょう。


『マナー・ロード』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)にて早期アクセスで配信中。PC Game Passにも対応しています。


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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