今回は、Mooncube Gamesから発売されたPC向けタイトル『Spirit City: Lofi Sessions』をプレイ!本作は、Lo-Fiサウンドを聞きながら、アバターや部屋を自由にカスタマイズ出来る集中ツールゲームです。いわゆる一般的なゲームではなく、作業のタスクを管理し、心地よい音楽を流して、仕事や作業の効率を高めることを目的としたゲームです。
僕は本連載を含め、週に2本ほどのペースでゲームをプレイして記事を書いているのですが、歳のせいか集中力が全く続かず、すぐに漫画を読んだり動画を観たりしてしまい、時間が余計にかかってしまいます。本作は集中力がヘッポコな僕にうってつけのゲームではないのでしょうか。というわけで、実際にタスクを管理しながら絵日記を執筆してみます!
◆作業環境を整えるための作業スタート!
さあ、ゲームの舞台である自室の環境を整えていくぞ!
まずは部屋の主であるキャラクターのカスタマイズからだ。顔の形や髪型など、用意されたパーツの中から選んで組み合わせていく。
残念ながらモヒカンの髪型はなかったので、近そうな髪型をチョイスしたぞ。
ゲーム内通貨で解放される衣装もあるのか。とりあえず無料の茶色いパーカーを着せてあげよう。
次は、お供のペットであるスピリットの外見を選択する。新たな外見は、ゲーム内通貨や進行に応じて手に入るようだ。
そして最後に部屋全体のカスタマイズだ。壁や床の色替え、机やベッドなどの家具の種類も変更できる。作業を効率化するための作業に時間をかけるのは本末転倒だけど、快適な労働環境の構築も大事なはずだ。
実際に僕が住んでいる家は賃貸なので、床を張り替えたり壁の色を塗り替えたりなんて出来ない。ゲームの中の自室だけでも理想の環境を整えたいのだ。
◆快適空間で作業開始!
キャラメイクや部屋作りが終われば、いよいよ作業開始だ。まずはToDoリストにやるべきことを記入していこう。
現在進行中の仕事を書き出してみると、結構な量の仕事を同時にこなさなければならないことが判明した。普段の仕事は「大体この辺までに着手しときゃいいや」くらいの雑なスケジュールで進めているので、この機会にキッチリと把握しなければ……!次はようやく仕事を進めていくぞ!
タイマーに、何分働いて何分休憩を取るかを記入する。あらかじめ、働く時間と休憩する時間を決めることでメリハリが生まれ、これを繰り返し行うことで作業効率が上がる、ポモドーロ・テクニックと呼ばれる時間管理術だ。
他にも、決まった曜日にやることを記入できるんだけど、僕にはゴミの収集日くらいしか書き込む予定はなかったよ……。
作業中に流せる音楽は100曲近く用意されており、作業の邪魔にならないおだやかで心地良い曲が揃っている。加えて、雨音や鳥のさえずり、暖炉の音などの環境音もあり、自分が作業に集中できるラインを細かく探れるのが嬉しい。
少し前までは仕事中にサブスクで音楽をランダムで流していたんだけど、好きな曲が流れるとそっちに気を取られてしまうので、最近はずっと無音で働いていた。といっても環境音はあったわけだけどね。
飼い猫がゲロを吐く音とか、おしっこ粗相をしたあとの音とかの環境音が……。BGMが無い分、これらの音が部屋によく響くのだ。
様々なツールを使ったり、時間を過ごしたりするとレベルが上がり、ゲーム内通貨を手に入れられる。
たぬき柄の可愛いパーカー、机やベッド、スピリットの新たな外見を購入した。服や家具が変わるだけでも、画面の雰囲気が変わって気分転換になるな。
アバター本体も、ベッドや窓辺、暖炉の前など、様々な場所に移動できるぞ。現実の僕も、机で仕事するのに疲れた時は、ベッドやトイレにiPadを持ち込んで気分を変えて働いている。また、締め切りが近いのに全く集中できない時のための場所も用意している。
幅60cmほどのクローゼットに作った、机とディスプレイを設置しただけの牢獄のような小部屋だ。ここには漫画などの娯楽の類は置いていないので、集中するのにもってこいなのだ。さあ、今日も牢獄へ行こうかな……。
一週間、本作を起動しながら仕事をしてみました。メリハリをつけて集中と休憩を行えたおかげか、いつもより短時間で仕事が終えられた……気がします!
ただ、僕のへっぽこPCの問題なのですが、本作を起動しっぱなしにするにはスペックが足りず、つけたり消したり繰り返すのがちょっと面倒でした。
スケジュールやタスク管理などについては文句のない出来でしたが、衣装や家具のバリエーションの少なさが気になりました。もう少しゲーム画面に変化をつけたかったですね。
僕のように集中するのが苦手な人や、作業中の音楽や環境音を求めている人にはおすすめです!
『Spirit City: Lofi Sessions』は、PC(Steam)向けに配信中です。