明確な著作権侵害だ―ファンメイドの『フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム』復活計画、わずか1週間で版権元からの警告受け頓挫 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

明確な著作権侵害だ―ファンメイドの『フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム』復活計画、わずか1週間で版権元からの警告受け頓挫

未許諾のファンメイド再生プロジェクトは上手くいきませんでした。

ゲーム文化 カルチャー
明確な著作権侵害だ―ファンメイドの『フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム』復活計画、わずか1週間で版権元からの警告受け頓挫
  • 明確な著作権侵害だ―ファンメイドの『フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム』復活計画、わずか1週間で版権元からの警告受け頓挫
  • 明確な著作権侵害だ―ファンメイドの『フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム』復活計画、わずか1週間で版権元からの警告受け頓挫

ゲーム自体はユーザーから好評ながら、ライセンス契約期間の終了を理由として2023年12月31日に販売を停止した映画『13日の金曜日』のゲーム化作品『フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム』。このゲームをファンメイドでリメイクするプロジェクトが立ち上がっていましたが、2024年4月8日に同プロジェクトの停止が発表されました。

著作権完全無視でリメイク制作か……弁護士から容赦のない警告

今回『フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム』のリメイク版を製作しようとしたのは、同ゲームのMODを手がけていた「F13 Resurrected」と名乗るチームです。彼らは2024年4月1日に『Friday the 13th: The Game - Resurrected』なるゲームを発表し、「独自のサーバーでオンラインにも対応する」「公式ゲームに(映画の著作権問題などで)含まれなかったコンテンツは本ゲームに含まれる」「基本ゲームを含む全コンテンツは我々のDiscordサーバーで配布する」として、4月16日に配信予定としていました。

しかしこれは公式の許可を取らないファンメイドの作品だったようで、映画『13日の金曜日』シリーズの著作権を管理するホラー社からF13 Resurrectedへ著作権侵害を通告する文書が届き、『Friday the 13th: The Game - Resurrected』のプロジェクトは4月8日に中止が発表されました。発表からわずか1週間でプロジェクトの中止が決定したことになります。F13 Resurrectedは「ホラー社が主張するような"ブランドを傷つける"という意図はなかった」とのコメントを発表していますが、同プロジェクトが著作権侵害であったことは疑いようがなく、結果として『フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム』が蘇る可能性は限りなく低くなった……と見てよいでしょう。

《ずんこ。》

石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 楽しかったのになぜ…どうしても許せなかったゲームの「台無し」要素

    楽しかったのになぜ…どうしても許せなかったゲームの「台無し」要素

  2. 猫サイズのドラゴンと旅するオープンワールドアクションRPG『Fading Skies』デモ版公開!

    猫サイズのドラゴンと旅するオープンワールドアクションRPG『Fading Skies』デモ版公開!

  3. 『マインクラフト』がNetflixでアニメ化!新キャラクター登場のオリジナルストーリーを展開

    『マインクラフト』がNetflixでアニメ化!新キャラクター登場のオリジナルストーリーを展開

  4. ソーセージをぶつけ合う異色格闘ゲームがSteamに登場! ソセレ新作『ソーセージレジェンド・アリーナ』発表

  5. 『AC6』よりG1ミシガンの「ライガーテイル」がプラモデル「30MM」として12月に登場―ボリュームたっぷりの四脚機体が5,280円!

  6. 無限稼ぎにワールド透過…ずるくたってやめられなかった?忘れられない"バグ技”

  7. 『牧場物語』『ルンファク』最新作の続報も!『DAEMON X MACHINA』最新作の開発は、もうじきラストスパートに【GAME SHOWCASE 2024まとめ】

  8. 『VALORANT』トキシックプレイヤーへの制裁にハードウェアBANを追加、音声評価システムも地域拡大へ…より厳しい罰則を迅速に

  9. あなたのSteamアカウントは「遺産」にはならない―ある海外ゲーマーの嘆き

  10. 大爆発ACT『ジャストコーズ』の映画化再始動に開発の元CCOも反応―同作はもともとアクション映画のパロディだったんだ

アクセスランキングをもっと見る

page top