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『ヘブンバーンズレッド』はなぜ大ブレイクしたのか―2周年を迎え、まだまだ盛り上がりをみせる本作の魅力に迫る!

2024年2月10日に2周年を迎えた『ヘブンバーンズレッド』。日頃から『ヘブバン』をプレイし続けているライター(シャロ推し)が、これまでの歴史とこれからの『ヘブバン』に迫っていきます。

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◆ 『Angel Beats!』コラボに「She is Legend」全国ツアーまでを魅力と共に振り返る

2周年を控え新たなステージに踏み出そうとしている『ヘブバン』ですが、ゲーム的に特筆すべきところはやはり、スマートフォンRPGなのにほぼ全ての過去イベントがアーカイブされて遊べるパッケージ構造になっていることです。この特徴のおかげで誰がいつ始めても遊び尽くせる作品になりました。少し特殊なゲームモデルですが、ライトフライヤースタジオがKeyの強みを活かす上で必要不可欠だったのでしょう。

そして「キャラクター育成」「ロールプレイングなバトル」と、基本的なRPGの屋台骨はしっかり据えて、バトルを交えながら物語を絶え間なく楽しめる、クラシックRPGスタイルの没入感を実現。「家庭用ゲーム機のRPGを遊んでいるかのよう」と、口々に言われる所以がここにあります。

当然、物語単体として魅せることにもこだわり抜き、毎月更新されるストーリーイベントは重く味わい深いシナリオで、一人ひとりのキャラクターが主人公のような位置付けで描かれます。発表会にてゆーげん氏がキャラクターデザインの方向性について話していた、麻枝氏が一人ひとりのキャラクターを主人公のような扱いで細部まで監修していたことに付随するのかもしれません。

『ヘブバン』ではどのように個性的なキャラクターであっても必ず深いバックボーンが設定され、そのキャラクターにまつわる過去・本音・葛藤などの“内面部分”を丁寧かつ緻密に深掘りします。配信型モバイルゲームの特性を上手く活かして、バージョン更新と共にキャラクターに対するユーザーの解像度を高めていく設計なのです。

しかし、ときには普段と異なる切り口のシナリオも実装され、これがまた新鮮でユニークな塩梅のテンション。表向きは夏真っ盛りでコミカルな雰囲気の水着イベントに“色々してやられた”プレイヤーたちはかなり多いのではないでしょうか。

昨年末の2023年12月29日に配信された「私立セラフィム学園 ~蒼井、アイドルになります!~」では、本編とは異なる時系列のストーリーイベントも展開され、新たなストーリーイベントの可能性を見せてくれました。

【ヘブバン】ストーリーイベント「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」プロモーションムービー
【ヘブバン】ストーリーイベント「きみはこの夏のFairy、ぼくはその姿を瞳の奥にRec.」プロモーションムービー
【ヘブバン】ストーリーイベント「私立セラフィム学園 ~蒼井、アイドルになります!~」プロモーションムービー

『ヘブバン』は毎月ゲーム内イベントを通して、なにかしらクセつよなギャグを入れたり、涙腺を緩ませるシナリオ展開を差し込んだりと、情緒を揺さぶる読後感をもたらし続けてくれます

ストーリーイベントクリア後に待つカタルシスは、スマートフォンRPGであることをすっかり忘れさせてくれさえするほど。ここはゲームが持つ大きな魅力なのだと思います。

そんな本作は、記念すべき1周年記念に『Angel Beats!』とのコラボイベントを発表しました。Keyファンのみならず、過去に『Angel Beats!』を視聴していたユーザーにも、また一つ大きな衝撃を与えていたのが記憶に新しいところです。

もちろん、麻枝氏による描き下ろしのコラボストーリーになっており、普段のストーリーイベント以上に密度の詰まったボリュームでKeyの世界観をまるっと楽しむことができました。

そして“1周年のコラボイベント”と、“1.5周年の最大151連ガチャ無料”といった施策を機会に、新たにゲームを始めたプレイヤーに対する配慮も抜かりがありません。ライトフライヤースタジオの真摯なモノづくりにおける姿勢は、ゲームがリリースされる以前から何ら変わらないのです。

1.5周年施策ではゲームバランスの“再構築”を掲げ、ゲームのコンセプトを崩すことなく、新規プレイヤーと既存プレイヤー両者が遊びやすくなるようプレイサイクルを改修。育成時間の大幅短縮に成功し、現在はよりメインストーリーが進めやすい環境に仕上がっています

毎月気合いの入ったストーリーイベントの更新に加えて、麻枝氏が紡ぐメインストーリーの開発、さまざまなキャンペーン施策なども同時並行的に行われる中、ユーザーファーストな目線によるゲームの改良が日々ハイスピードで行われ続けているのは、思い返してみると中々正気の沙汰ではないような気がします(褒め言葉)。

1周年で言えば『Angel Beats!』とのコラボイベントのほか、「She is Legend」の楽曲で本格的なリズムゲームが楽しめる「ライブモード」の実装は、誰の目に見ても予想外だったと思われます。

譜面自体も考え抜かれているようで、最高難易度は歯応えある難易度バランスになっているのが妙に本気度を感じさせます。作中のライブシーンを背景にプレイすると、それはほとんど『ヘブバン』の皮を被ったリズムゲームとでも言いたくなるほどの出来栄えなので、驚いたプレイヤーも多いことでしょう。

作中で主人公たちが結成するバンド「She is Legend」は、鈴木このみさんとXAIさんによる豪華ツインボーカル仕様。『ヘブバン』の楽曲と言えば、主題歌・挿入歌を歌い上げるやなぎなぎさんの楽曲とあわせて、「She is Legend」の楽曲が大きな人気を博しており、昨年からは「She is Legend」の全国ツアーまで実施される熱狂ぶりでした。

2024年1月21日にはそのツアーもついにファイナル公演を迎えましたが、2ndアルバムの発売告知と共に「She is Legend 2nd Live Tour」の開催が新たに発表され、ゲームだけではなくリアルでも盛り上がり続けています。

クロスメディアによる多角的なプロモーション展開も当初から増え、常に新たな取り組みでファンを沸かせてくれるKeyとライトフライヤースタジオ。ここまで『ヘブバン』について長々と歴史や魅力を振り返ってきましたが、正直一朝一夕で語り継げるようなものではありません。

正式リリースからはまだ2年。逆に言えばあっという間の2年間。いちファンとしては短くも長くも感じられますが、それだけ『ヘブバン』を楽しんできたプレイヤーたちの軌跡が、麻枝氏の紡ぐシナリオと音楽のように、あるいはゆーげん氏の描くイラストの数々のように、重厚なものであったことの証明なのだと思います。


《そりす》
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