押忍!ゲーマー養成道場 ~ゲームの勘を養う100の方法~ 第6回:『遊戯王 マスターデュエル』『マベスナ』などで楽しむ「カードゲーム」編 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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押忍!ゲーマー養成道場 ~ゲームの勘を養う100の方法~ 第6回:『遊戯王 マスターデュエル』『マベスナ』などで楽しむ「カードゲーム」編

楽しく遊ぶために……強くなれ!!

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押忍!ゲーマー養成道場 ~ゲームの勘を養う100の方法~ 第6回「カードゲーム」編
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押忍! こちらはゲーマー養成道場なり!

現代、多種多様なゲームタイトルが販売され、売り方も遊び方も変化し続けています。その中には、ただ一周クリアするだけでも難しいタイトルや、たまたま自分のプレイスタイルと合わなくて止めてしまうタイトルもあることでしょう。

しかしながら、美術品も文脈を知らなければ鑑賞出来ないのと同じことで、ちょっとプレイしただけで「これクソゲーじゃん」と決め付けてしまうのは早計というもの。どんなゲームにも対応できるような“勘”を養うために、ジャンルを横断してゲームが上手くなるコツをひとつずつご紹介していきましょう。第4回に取り上げるのはこちら……


最強のゲーマーになるために:カードゲーム編

某アニメでは、髪の毛がとんがった少年が「俺はこのカードに全てを賭けるぜ!」と叫ぶことで運命の一枚を引き当てますが、現実ではそうはいきません。ジリ貧になる前に勝ち筋を作りましょう。

さすがに本記事では「札束で殴れ」とは言いません(ただし、似たようなことは言います)。なるべく効率的に、勝ちを手繰り寄せる方法を学びつつ、カードゲームの真髄に触れられるような話ができればと思ってます。これで君も、ワンターンキルコンボを見せられている間にジュースを買いに行く人生とはおさらばだ!

1.ミラーデッキを回すのは恥ずかしいことじゃない

自分だけのデッキを作るのは非常に楽しいことです。「このカードはどのカードとシナジーがあるんだろう?」とか「あえてこれを使ってみようかな」と試行錯誤するところにカードゲームの醍醐味は詰まっています。しかし、たった一人で挑み続けるのはそれなりに苦労するし、時間もかかりますよね。

ある人が公開しているデッキを見て、それを真似して作られたものを「ミラーデッキ」と呼びますが、別にミラーデッキをバンバン作ることは何ら恥ずかしいことでも、面白さをスポイルすることでもありません。

そもそもカードゲームというのは、アクション性が薄い分だけ、何が何に強いのかという「メタ」の概念が重要になってきます。プレイングで無理を通すことができないので、どんな組み合わせが詰んでいるのか、何をどう返したら流れを変えられるかといったことを知識として持っておく必要があります。

何時間もかけて自分ひとりでカードと向き合う時間も、誰かの考えた戦略や構成を学ばせてもらうのも、どちらも楽しいと筆者は思っています。「何か勝てねえな~」と思ったら、一度プロのデッキを見てみましょう。必ず気付きがあるはずです。

2.課金するのが前提と捉えよ

「札束で殴れ」というスラングをそのまま言っているように聞こえるかもしれませんが、もうちょっとマイルドな話です。

現在、メジャーなデジタルカードゲームタイトルの多くが運営型の基本無料ゲームであり、その運営資金を新カードの販売に頼っている状態かと思います(もちろん、コスチュームや盤面といった見た目に関する課金も含まれてはいるでしょう)。よって、どんなに「タダで遊べる」という宣伝がされていようと、安定して勝利し続けたいのなら、ある程度はカードを買うことになります

とはいえ、新カード実装日から何個もパックを買って、全カードを揃える必要はありません。前項で語った通り、ミラーデッキさえ作れたらとりあえず環境のトップメタと並べます。強いデッキの限界が見えるまで使い倒したら、次の課金の予定を組めばいいわけです。幸い、昨今のカードゲームは「余ったカードを砕いて別のカードと交換する機能」がついているものですし。

現代、運営型ゲームにおいて、まったくの無課金というのはむしろそっちのほうがある種の縛りプレイではという風にも考えられます。無理しない程度に手を出してみるのはいかがでしょうか。

3.運に頼らないデッキを目指せ

アグロ、ミッドレンジ、コントロール……などなど、デッキの方向性は複数あり、同じ環境下においてもこれこそ正解とすぐに断定できないところが、カードゲームの面白さです。

しかし、冒頭でも述べた通り、たった一枚のカードにすべてを賭けるようなデッキは絶対に常勝できません。いわゆる「めくり」とか「デスティニードロー」とか言われる概念ですね。

よって、基本的には強いカードを何枚か分散し、ゲーム中の然るべきタイミングで小出しにしていくほうがリスクは少ないわけです。こういった平均的に高得点を出す戦術を「テンポ」と言い、単独でそこそこ目立った活躍が出来るカードを「グッドスタッフ」と言います。

最後のターンに凄まじい逆転をするデッキは、結局そのコンボが決まらなければ終わりなので、相手に途中で挫かれたら即サレンダーの繰り返しになってしまいます。ゆえに、まだまだそのゲームについて習熟していないうちは、このテンポとグッドスタッフを意識してみましょう。書いてある通りのことが理解できて、尚且つちゃんと点数が取れるデッキを問題なく使いこなせるようになるのが第一歩です。

4.たまにはファンデッキを作ってガス抜きしよう

明らかにシナジーやコンボを無視しているが、かっこいいor可愛いから使いたい……という理由で作られたデッキを「ファンデッキ」と呼びます。

ひたすら勝ちを意識してラダーを駆け上がろうとするとどうしても息が詰まるので、ちょっとは変なデッキを作ってみるのもアリです。意外と発見があるかもしれませんよ?


以上、ゲーマー養成道場でした。相手の長考の合間にでも読み返してくれたら幸いです!

次回もお楽しみに! 押忍!



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《各務都心》

各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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