IguanaBeeが開発し、GameMill Entertainmentが発売した新作「キングコング」ゲーム『Skull Island: Rise of Kong』のクオリティに、ユーザーが驚きを見せています。
“ゴラム再来”か?ユーザーによる「低品質」指摘が大きな話題に
本作は、有名モンスター映画「キングコング」シリーズを原作とする三人称視点アクションアドベンチャーです。若き日のキングコングが主人公となっており、両親の仇を討つため、肉食恐竜Gawと戦います。
本日ひっそりとリリースされた本作ですが、購入したユーザーであるRick氏が品質の低さを指摘し、Xにて話題に。定価が40ドル(日本では4,500円、現在セールで3,600円)ということもあり、「このゲームを買わないで、これは完全に詐欺」「マネーロンダリングだ」とまで言わしめるほどに強く批判されています。
映像を見てみると、たしかに品質の低さが感じられます。まず目につくのは、グラフィック。元よりリアル系ではなくカートゥーン調のアートスタイルを採用してはいるようですが、チープなライティングや粗いテクスチャ、のっぺりしたモデルなどが目立ちます。また、モーションも不自然なため全体的にチープさが漂います。
ゲームプレイは実際のところプレイしてみないとわからないところもありそうですが、動画を見る限りではお世辞にも出来が良いものとは言えなさそう。「キングコング」という有名IPのゲーム化にも関わらず低質なゲームが発売されてしまったことに失望を感じるユーザーもみられます。
原作付きの低品質ゲームという観点からは、「ロード・オブ・ザ・リング」を原作とした『The Lord of The Rings: Gollum』を思い出す人も。今年5月に発売した同作はバグの多さや不安定なパフォーマンス、洗練されていないゲームプレイやアニメーション、グラフィックなどが大きく批判を受けました。メタスコアはPC版が38点、PS5版が34点という低スコアを叩き出しており、今年最低級の評価となっています。
その後『Gollum』には給与面での待遇の悪さや残業時間の長さ、職場の雰囲気の悪さなど様々な事情が赤裸々に告発されていましたが、『Skull Island』にはどのような事情があるのか不明。現時点ではパブリッシャーからの声明は出ておらず、今後の行方に注目が集まります。