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新発売のGOG版『龍が如く』から名越稔洋氏らの名前が消滅…PC移植担当スタジオも省かれユーザーざわめき

直近では『メトロイドプライム リマスタード』でもクレジット問題が。

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新発売のGOG版『龍が如く』から名越稔洋氏らの名前が消滅…PC移植担当スタジオも省かれユーザーざわめき
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RGG removed Nagoshi Studio employees, Lab42, QLOC and more from GOG version credits
by u/Timo653 in yakuzagames


先日GOG.comで配信された『龍が如く』シリーズですが、クレジット(スタッフロール)から名越稔洋氏を始めとしたスタッフやサポートスタジオの表記が消されていることがわかりました。

消えているスタッフの基準は不明

Redditユーザー・Timo654氏は、Steam版と比較した画像を掲載しました。そこではシリーズ生みの親である名越稔洋氏や、『龍が如く0』ディレクターの細川一毅氏、アートスーパーバイザーの長井才三氏、ゲームデザインスーパーバイザーの吉田幸司氏らを始めとしたメンバーの名前が消えているようです。

GOG版は既存のPC移植版をベースにしているようですが、『龍が如く0』『龍が如く 極』のPC移植を担当したLab42 Games、『龍が如く 極2』と『3』~『6』の移植を担当したQLOCのクレジットも消えていることが確認されています。

クレジットの変更を巡っては、他社のリマスターで批判に発展した例も 

海外メディアPC Gamerは不当な行為であると批判しており、セガやLab42 Games、QLOCの3社にコメントを求めているといいます。

同誌によると海外では、近年ビデオゲーム業界の労働問題は認知度が高まっておりクレジットに載せることの公平性も注目されるようになっているとのことです。事例の一つとして、今年2月に発売された『メトロイドプライム リマスタード』はオリジナル版スタッフをクレジットから省き、「Wii版とGC版スタッフが手掛けたものをベースにしている」という旨の表記しかなかったことから、非難を浴びています。

今回の『龍が如く』移植版のクレジットについてどのような事情があったかは記事執筆時点で明らかにされていませんが、名越氏ら主要オリジナルスタッフの名称までが削除されている状況では、憶測を含め海外での視線が注がれることは不思議ではありません。

GOG.com版『龍が如く』シリーズ7作をセットにしたバンドルは、現在70%オフ 33.92ドルで販売中です。


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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