ノーパソでも遊べる!?最大254人対戦可能な大規模ミリタリー“戦場”FPS『BattleBit Remastered』は“お祭り感”満載の「欲しかったカオス」だった【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ノーパソでも遊べる!?最大254人対戦可能な大規模ミリタリー“戦場”FPS『BattleBit Remastered』は“お祭り感”満載の「欲しかったカオス」だった【プレイレポ】

命は軽く、上手い下手も関係はなく、誰もが楽しめる安心安全バーチャルな戦場です。

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ノーパソでも遊べる!?最大254人対戦可能な大規模ミリタリー“戦場”FPS『BattleBit Remastered』は“お祭り感”満載の「欲しかったカオス」だった【プレイレポ】
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2021年11月、多くの兵士(と書いてゲーマーと読む)たちは“戦場”へと赴きました。しかし、その戦場はとても理想には程遠い内容。多くの兵士たちは嘆き、悲しみ、そして戦場を去りました。

ただ、大規模の戦場を楽しみたかった。バグのない世界で普通に遊びたかった。そんな思いを秘めた兵士たちが今注目しているのがミリタリーFPS『BattleBit Remastered』 です。

『BattleBit Remastered』とは?

本作は、最大254人対戦が可能なマルチプレイヤーFPSです。プレイヤーはアサルト、メディック、エンジニア、サポート、リコンなどの各ロールや、戦車、ヘリコプター、輸送機などのビークルを使いこなし、19以上のマップで本格的な戦闘を楽しめます。

デベロッパーSgtOkiDoki、Vilaskis、TheLiquidHorseが共同にて本作の開発を務めており、2023年6月15日に早期アクセスにて配信を開始しました。早期アクセスと言っても、本作は7年かけて制作されており、さらに5度の大規模な改良も行われているため、現時点でも十分に楽しめる内容になっているとのことです。

また、配信開始から着々と最大同時接続数も増加しており、6月20日時点で同時接続数6万人以上を記録しています。そんな本作の魅力はどこにあるのか、さっそく紹介していきましょう!

これぞお祭り感!わちゃわちゃできる大規模戦闘

『BattleBit Remastered』を紹介するうえで避けては通れないのが『バトルフィールド(以下、BF)』シリーズとの比較でしょう。『BF』と言えば、広大なマップに大人数が集う大規模戦闘などが魅力の作品。少人数戦闘と違い、1人の命が軽く、戦略性も低いため、気軽に遊べることも人気の理由のひとつ。しかし、同シリーズの最新作『バトルフィールド 2042』はファンの期待に応えることができず、Steamレビューにおいて「やや不評」と評されてしまっています。

そんな中、発売されたのが『BattleBit Remastered』。上記で挙げた『BF』シリーズの魅力をすべて満たしており、広大なマップで、『BF』シリーズよりさらに多い最大254人対戦が楽しめます。

その様相はもはや立派な戦場。四方八方から爆発音や銃声が鳴り響き、建物は崩壊し、戦闘車両が走り回っています。本作をプレイしている多くの人が求めているであろう“お祭り感”がそこにはあり、プレイヤースキルの上手い下手関係なく、誰もがわちゃわちゃと駆け回れる戦場がありました。

戦場は1キロメートル以上の広さを誇りますが、プレイヤーも多いのでなかなか敵と出会わないということもありません。また、127対127以外にも、64対64、32対32のゲームモードも用意されており、お好みの規模の戦闘が楽しめます。

ノーパソでも遊べる!?ローポリだからこそ遊びやすい

本作の最も大きな特徴のひとつとして、ローポリのグラフィックが挙げられます。キャラクターは『マインクラフト』や『Roblox』のようにカクカクな人体。建物や自然はのっぺりとした具合です。

リアルな戦場とは程遠いグラフィックですが、そらが本作の遊びやすさにつながっています。高フレームレートのゲームプレイを実現するために徹底的に最適化したという本作では、驚くほどの軽さも特徴です。Steamストアページに記載されている最低システム要件は以下の通り。

プレイヤーの中には、8年前の安価なノートパソコンで動いたり、2012年頃発売の第3世代Core i5のノートパソコンで動いたとの報告も上がっています。

独自要素も搭載!出血・引きずり・リロード

『BF』風の本作ですが、それとは違う要素も実装されています。本作では、ダメージを一定以上受けると出血することがあり、出来るだけ早く安全な場所で止血する必要があります。

出血は赤い血のアイコンと心臓の鼓動によって表されます。また、本作には体力の自動回復はなく、メディックによって回復してもらう必要もあります。

回復してくれた野良メディック。

ダウンしたプレイヤーの蘇生は誰でも可能となっており、安全な場所へと引きずって移動させることもできます。

銃のリロードはリアルな仕様となっています。『BF』などのカジュアルなFPSであれば、マガジン内に弾薬が残った状態でリロードすると、その弾薬は自動的に次のマガジンに装填されますが、本作では違います。マガジン内に弾薬が余った状態で通常のリロードをすると、そのまま新しいマガジンを装填し、中途半端に弾薬が装填されているマガジンはそのままの状態です。

また、戦術的なリロードの場合は少し速いリロードと引き換えに、その場にマガジンを落としてしまいます。Pボタンを押すと中途半端なマガジンの弾薬を組み合わせてほかのマガジンを満たすことも可能です。残段数の表示は画面右下のアイコンでしかされておらず、正確な数を知るためにはHボタンを押して確認する必要があります。

ボイスチャットが戦場をよりカオスに染める!

本作には、テキストチャットおよびボイスチャットが実装されています。テキストチャットは分隊・チーム・グローバルに分かれていますが、面白いのはボイスチャット。ボイスチャットの区分は分隊・分隊リーダー、そしてローカルボイスチャットです。

ローカルボイスチャットは敵味方含め近くのすべてのプレイヤーの声が聞こえます。味方と戦術について話していいる時も、付近の敵には筒抜けというわけです。また、死亡時マイクという機能も実装されており、誰かが死んだ際にはその断末魔を聞くことができるでしょう。

グローバルな戦場では、世界各国の言語が飛び交っておりその様子はカオスそのもの。回復や蘇生をしてあげると「Thank you!」と多くのプレイヤーが感謝を述べてくれる一面もあり、殺伐とした戦場でも暖かな気持ちが芽生えます。不適切な言葉を発しているプレイヤーについては、その場ですぐにミュートもできる新設設計なので安心です。


『BattleBit Remastered』には、大規模戦闘の魅力がたっぷり詰まっており、「こういうのでいいんだよ」と言いたくなるような満足度の高い内容でした。なにより、早期アクセス時点でも軽い、そして“普通に遊べる”という点においてはなぜか感動してしまいました。

射撃練習場ではちょっとしたチュートリアルもある。

一方で、好みの分かれるシステムがあるのも事実です。出血を直すのはテンポを阻害すると感じる場合もあれば、自動回復もないのでメディックを見つけて回復してもらう必要もあります。また、Time to Kill(撃ち始めてから敵を倒すまでの時間)も短いので、比較的すぐに死にやすいです。命は軽く、蘇生も入る場面が多いのでそんなに気にすることではないかもしれませんが、人によっては好みが分かれるところでしょう。

それを差し置いても本作の満足度は変わりません。さらにお値段は2,100円と安価で購入できます。

スパくんのひとこと

FPSが下手でもワイワイ遊べるから楽しいスパね!

タイトル:BattleBit Remastered
対応機種:PC(Steam
発売日:2023年6月15日
著者プレイ時間:3時間
価格:2,100円
日本語:あり
※製品情報は記事執筆時点のもの

《neko》
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