Valveは、同社のゲーム配信プラットフォームSteamの機能実験「Steamラボ」の各内容を更新したことを発表しました。
Valveは同実験について、おすすめゲームのリスト生成機能「インタラクティブレコメンダー」については非常に好意的な評価を受け、ユーザーがゲームを見つけることについて役立っているとコメント。ストアのページを訪問したユーザーがウィッシュリストにアイテムを追加したり購入したりするようなポジティブな行動に変わる頻度などが増えている旨を明らかにしました。また、同機能を通じて1万種のゲームがウイッシュリストに追加されているとしています。
一方、AIによる自動作成のゲーム紹介映像「オートマチックショー」については、フォーマット・機能性については好意を持って迎えられたものの、「30分」という映像の長さが不評だった旨に言及。
これらを受けた新たな試みとして「インタラクティブレコメンダー」には、最近(自らが)プレイした特定のゲームをリスト生成の参考から除外する機能を追加、ゲームにマウスカーソルをホバーした際の挙動の改善などを実施したほか、ユーザーの直近の行動だけでなく、グローバルな変化に基づいた再訓練を定期的に行っていることを発表しました。
「オートマチックショー」には新たなサンプルとして、2019年6月度の人気タイトルを元にしたバージョンや、人気VRゲームに関する3分間の映像、ホラーゲームをテーマに各3秒・計1分間で20タイトルを紹介するスタイルの映像が公開されています。
なお、Valveは、今後「インタラクティブレコメンダー」へのより動的なタグ選択ツールの実装などを行うとしています。また、機能の目新しさが高い効果を発揮している可能性を鑑みて同機能の状況を継続的に監視するほか、高評価を受けて今後ストアの他の部分にて同機能を提供する方法の検討に入ったとしました。また、更なる4つ目の実験機能についても着手中であるとのことです。
正式実装された際には大きくSteamの機能性を高めることになるであろう「Steamラボ」各機能。今後の更新にも期待です。
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