気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Yongjustyong開発、PC向けに3月14日リリースされた2Dアリーナシューター『Gunkid 99』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ファストペースの2Dアリーナシューター。ゲームの腕前と反射神経が問われるゲームデザインとなっているだけでなく、数多くの武器やアビリティを組み合わせ、自分なりのプレイスタイルを構築するのが重要になってきます。オンラインランキングにも対応しているので、世界中のプレイヤーとスコアを競い合うことも可能。記事執筆時点では日本語には対応していません。
『Gunkid 99』は620円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Yongこんにちは!Yongです。インターネット上ではYongjustyongというハンドルネームで知られています。シンガポール出身の29歳のソロインディーデベロッパーです。本作は私のデビュー作であり、初めて完成させ、リリースすることができたゲームです。
ずっとゲームには興味があったのですが、自分で作ろうとは思いもしませんでした。複雑すぎて、自分には無理だと思ったのです。しかしインディーゲームの流行とSteam Greenlightの消滅により、自分でもゲームを作ってみようという衝動が湧きおこってきたのです。決定的だったのは、2016年の中頃、Gamemaker StudioがHumble Bundleで15ドルで販売されていたことです。これが私のゲーム開発のスタートラインでした。以前はフリーの動画編集の仕事をしていたので、仕事の合間にたくさん勉強する時間があったのです。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Yong3ヶ月に及ぶ動画編集契約の後、2017年の後半、最終的に本作となるプロトタイプを作り始めました。元々これは、フリーランスの仕事からの逃避として始めました。このプロトタイプを自分で遊び、自分のハイスコアを更新しようと頑張った結果、真剣に取り組んでみようと思ったのです。何度遊んでも面白いと思うようになったところで、今度は製品として通用するものにしようと決意しました。
――本作の特徴と、影響を受けた作品があれば教えてください。
Yong武器を集めてスコアを稼ぐという本作のコアのシステムは、Vlambeer開発の『Super Crate Box』から影響を受けています。しかし『Super Crate Box』はプレイヤーが一直線に撃つことしかできない昔ながらのゲームなのに対し、本作では360度どこにでも撃つことができます。動きもより自由度が高くなっており、ダブルジャンプ、壁キック、敵の攻撃を避けるためダッヂロールをすることだってできます。この自由度のおかげで、より技術が問われるファストペースのゲームとなりました。
本作のシステムをより深く遊び尽くしたい人には、アイテム装備システムがあり、武器に特殊能力をつけられたり(弾が壁でバウンドするようになります!)、プレイヤーの体力が残りわずかになる代わりに画面全体の敵を倒すことができたりします。
特定のアイテムの組み合わせにより凄まじく強力になったりと、この試行錯誤はプレイヤーの手に委ねられています。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Yongはい、先にやらなくてはいけないものは他にもありますが、日本語はぜひ対応させたいと思っています(できればすぐにでも!)。本作はストーリーのない純粋なアクションゲームなので、ローカライズはそれほど難しくないでしょう。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Yong本作はシンプルに見えるかもしれませんが、見た目以上に中毒性が高いと思います!Steam Leaderboardsに対応しているので、世界中の他のプレイヤーたちとスコアを競い合うこともできますので、ハイスコア狙いのプレイヤーは楽しめるのではないでしょうか。Steamページには体験版もありますので、ぜひ試してみてくださいね。
――ありがとうございました。
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