本日、日本でも公式発表があったユービーアイソフトの『チャイルド オブ ライト(Child of Light)』。UBIDAY2013ではクリエイティブ・ディレクターのパトリック・プルーデ氏と、ローカライズ・ディレクターの岩本けい氏によるステージが行われました。
同社で『Far Cry 3』を担当していたブルーデ氏が、Ubisoft Montrealの精鋭スタッフを集めて立ち上げたのが、Ubisoftでは珍しいRPGジャンルの本作。これまでもJPRGへの傾倒が伝えられてきましたが、ステージでは具体的なタイトルがたくさん飛び出し、それを再確認できました。
アートスタイルの部分では、おとぎ話、水彩画、音楽をキーワードとして語られました。かつてのJRPGのようなファンタジー、コンセプトアートをそのまま形にすることを可能にする「Ubi Art Framework」をゲームエンジンとして、宮崎駿作品のような世界をゲームで実現することへの期待が語られます。音楽については『FFX』の名前を挙げ、ピアノベースで進行しながら戦闘ではオーケストラになる展開に影響を受けたとのこと。
ゲームプレイの部分では、アクティブタイムベースのバトルを採用。『グランディアII』の影響を受けたとしています。さらには『スーパーマリオギャラクシー』のように、アシンメトリな関係の中での協力プレイを目指しています。横視点の画面は『ヴァルキリープロファイル』などを彷彿させますが、「飛ぶ」というアクションを入れることで、さらに2Dプラットフォーマーのようなビジュアルを持つことになりました。
前述の『グランディアII』の他、『FFタクティクス』『ファイアーエムブレム 覚醒』などをフェイバリット作品として挙げたブルーデ氏。『二ノ国』『ドラクエ』『ディスガイア』も名前が挙がりました。最近のJRPGについてどう思うか聞いたところ、昔に比べてハードコアファン向けになり、アクセシビリティが落ちてるのでは、との意見。JPRGと海外RPGの違いについては、最も大きなものとしてストラクチャー(構造)を挙げ、JRPGはストーリー、キャラクター重視だとしています。
ゲームプレイについての具体的な部分は、近日中に公開される新トレイラーなどで明らかにしていくとのこと。「PlayStation 4/Xbox One/PlayStation 3/Xbox 360/Wii U/Windows PC」と幅広くダウンロード専売で展開するチャイルド オブ ライト。現時点で2014年リリースとなっていますが、なるべく早い時期に出したいとしていました。
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