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海外レビューハイスコア 『Shadows of the Damned』

グラインドハウス・フィルムのように、卑わいで、凶暴で、常軌を逸している―これは、12才的な衝動で書き直されたバイオハザード4だ……というのはジョーク…な須田剛一×三上真司のタッグ最新作の海外レビューです。

家庭用ゲーム Xbox360


GameInformer: 9.3/10
Shadows of the Damnedは、そのインスピレーションについてなんらのためらいもない。主人公であるガルシア・ホットスパーはゲームの冒頭でこう宣言する。「俺たちは自分たちのためのロードムービーをつくっている」。インスパイアの対象としてのグラインドハウス・フィルムのように、卑わいで、凶暴で、常軌を逸していながら、それ以上に楽しい。これは、12才的な衝動で書き直されたバイオハザード4だ……というのはジョークだが、結果としてそれはグッドだ。

GameSpot: 8.5/10
強固なゲームプレイと芸術的デライトのバランスが紡ぐ、メズマライズな経験がここにはある。
GOOD: 一様にクールなサウンドデザイン。挑戦的で恐ろしいボスたち。どれも楽しいアクティビティ。暗闇システムのクレバーな使い方。撃つだけで楽しいモーフィング・ガン。
BAD: “強くてニューゲーム”がない。硬直ぎみのムーブ・アニメーション。

IGN: 7.0/10
アクションゲームとしては、操作性とレベルデザインが足かせとなる中、いくつかのおもしろいアイデアによって、基準をかろうじて満たすものとなっています。しかし、主題への愛情(過去数年のグラインドハウス・インスパイアなゲームへの類似をていねいに回避しています)のこもった、見たことの無い風変わりな地獄ツアーとしてみれば、SotDは経験すべき価値のあるものです――特定のユーザーに限って、ですが。

Eurogamer: 7.0/10
カプコン時代の三上氏のように磨き上げられておらず、ざらついた感じ。クリエイターたちがゲームづくりに彼らのパンク精神を伝えたかったのは疑いありませんが、実際にはちょっと見かけ倒しのようにも見えてきます。しかし、EAのような評判あるパプリッシャーたちが、こうしたリスクをいとわない誠実さを見せることはほとんどないことをふまえると、このユニークさは歓迎されるべきだし、また興味深くもあります。

1UP: 5.8/10
Fun & Interesting な瞬間もあるが、最終的には、ほどよく口当たりが良く、平均よりちょっとだけ上のシューター作品と判断した。



須田剛一×三上真司のタッグが放つ最新作、Shadows of the Damned(またはDMD)。北米で6月21日発売となり、海外レビューもでそろいました。かつてはkiller7で恊働した両者に加え、サイレントヒルなどで知られる山岡晃氏が加わり、さらに発売がEAからという豪華なコラボレーションとなりました。

「グラインドハウス」とは、アメリカで低予算のB級映画を2、3本立てで上映する映画館のことである。そのタイトルの示すとおり、タランティーノが好む1970年代から80年代のB級映画のオマージュとして製作された作品。(Wikipediaより)

いくつかのレビューで登場する“グラインドハウス”の意味を紹介しただけで、なんとなく作品の雰囲気は分かるかもしれません。シルバー事件からFSR、Killer7を挟んでNMH、そしてDMDへ。ゲーム性やアクション性は作品を追うごとに高まり、 今回は三上氏、Unreal Engine 3、そしてEAという要素によって、ゲームとしてさらにソリッドな仕上がりとなっています。過去作品以上にアイデアや世界観といった部分とのバランスはとれており、山岡氏のサウンドも高評価。


一方で“シューター”というジャンルへの参加が確定したことで、同ジャンルの他作品との比較は避けられず、結果的にゲームとしては「平均よりちょっとだけ上のシューター作品」「基準をかろうじて満たすもの」と位置づけられてしまった部分も。

IGNによればクリアまで約10〜12時間。シングルプレイだけですが、これなら十分でしょうか。ただクリア後、ニューゲームを始める際にプラスの要素がない点はいくつかのサイトでマイナスの指摘をされています。

こうしたマイナス要素にもかかわらず、高得点をキープした理由は、SUDA 51作品のファンなら分かるところでは。グラインドハウス・インスパイア・ヘル・ロードムービー、あるいはドパンク地獄アクション、シャドウ オブ ザ ダムド。日本ではPS3、Xbox 360で2011年夏発売予定です。(ソース: Metacritic)


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《Kako》
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