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海外レビュー番外編 『Kinect』

日本国内でいよいよ本日発売となる、Xbox 360の新型モーショントラッキングデバイスKinect。先行リリースされていた海外ではどのような評価を受けていたのか、各大手サイトのハードウェアレビューや批評家のコメントをまとめてご紹介します。

家庭用ゲーム Xbox360



日本国内でいよいよ本日発売となる、Xbox 360の新型モーショントラッキングデバイスKinect。北米や欧州では今月上旬に発売され早くも100万台のセールスを達成しているそうですが、海外メディアからはどのような評価を受けていたのか、各大手サイトのハードウェアレビューや批評家のコメントをまとめてご紹介します。

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CVG: 8.8/10
長所: キャリブレーションをしっかりやっている限り精度はヘイターの答えになる。音声コントロールは驚異。ジェスチャーコントロールは滞りなく行える。Kinect Hubは上品な存在。短所: Kinect Hubは制限されている。ローンチラインナップが残念。

IGN: 7.5/10
Kinectの成長には信じられない量のポテンシャルが存在し、新たな機能は今後簡単に付け足すことができる。将来のアップグレードで更に高解像度のカメラが内蔵されれば、より良いモーショントラッキングが実現し、処理装置の再統合によりラグが軽減されるだろう。ソフトウェアに関しては、現在発売されているゲームは限定的な内容で、Kinectのアプリケーションも単刀直入のものしかない。しかし時間が経てば何からの興味深い方法で使われるかもしれない。(中略)詰まるところそれはユーザーにとって価値があるかということだ。そこにKinect最大の課題が潜んでいる。149.99ドルという価格では、Xbox 360のモーショントラッキングカメラ周辺機器を売るのは、とりわけ初心者向けの本体パッケージが199.99ドルであることを考慮すると、少々難しい。ファミリーやライトユーザーにはよく売れるだろうが、従来のゲーマーは初期費用が高すぎると感じるかもしれない。

演出: 7/10
品質: 8/10
機能: 8/10
価値: 7/10


Engadget: 6/10
我々のGoogle TVのレビューから引用せざるをえない。“バージョン1.0のプラットフォームをレビューするのは常に困難。コンセプトやポテンシャルを実際出来ているものと同じくらいに評価したくなる。”Kinectのハードウェアは素晴らしい。しかしソフトウェアエンジニアやUIデザイナーが強化する余地はまだたくさん残されている。


GameSpot:
今のところKinectは大きなポテンシャルを秘めており、いくつかの楽しいものが用意されている。しかし本当の輝きを見せるにはもっと良いソフトウェアが必要だ。

Joystiq:
Kinectは非常に広いスペースを要求する。はっきりと言ってしまおう、もしセンサーを設置する場所とあなたが立てる最も後ろの位置の間に少なくとも8フィート(約2.4メートル)の遮るものがないスペースを確保できないなら、Kinectは正しく動作しない。テレビの上に設置すれば若干の距離は稼げるかもしれないが、アパートに住む人や寝室で使おうと考えている人、あるいは“特殊な間取り”のリビングルームの場合、うまくいかないのは明らかだ。(中略)技術自体は魅力的なものだと言えるが、実際のところ私は単純にKinectを自分の部屋で正しく使えない人々をたくさん知っている。


Kotaku:
最も重要な質問、Kinectには150ドルの価値があるのか?: Kinectには値段をやわらげるフルゲームのKinect Adventuresが同梱されているが、同時に上述したような(システム面の)矛盾点も存在し、キラーソフトや完璧なゲームも不足している。もし友人がKinectを持っているなら家に遊びにいくメリットはあるものの、まだ「絶対買うべき物」ではない。むしろ「将来的に絶対買うべき物」だと言える。

Shacknews:
Kinectは技術面において確かな手応えを持って登場したが、現実世界での実用性において私には疑問が残った。現在発売されている全てのゲームは完全な推奨プレイ空間での使用を目的としている。それは多くのユーザーに特別なセットアップを要求するものだ。

Eurogamer:
率直に言って(Kinectは)初めてWiiを体験したときとそっくりに感じられる。あなたが思い描いたほど並外れて優れてはいないが、それはいやが応でも完全に新しい。ノンゲーマーが心から感動するのは間違いないだろう。同時におそらく多くの人は値段が高すぎると思うはずだ。もしあなたがKinectの可能性に期待しているか、あるいは単純に新しいハードウェアを好むなら、ぜひ一台手に入れるべきだろう。

Destructoid:
当初予想していたよりも私は間違いなくKinectのハードウェアとソフトに感動した。しかし、私はKinectをモーションコントロールゲームの王者に決定する準備はまだできておらず、いずれそうするかも定かではない。専用のゲームに関しては、物理的なコントローラーがないことで今後ゲーム体験がかなり制限されないか少々不安だ(オンレール以外のゲームは登場するのだろうか?)。一方で私はKinectを批判する準備もまだできていない。機能している時それは確かに感動的で、未来の娯楽やゲームの興味深い姿を垣間見ることができる。


(ソース: Eurogamer, Destructoid, Shacknews, Engadget, CVG, Kotaku, Joystiq, IGN)


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《Rio Tani》
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